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J-GLOBAL ID：201102296500878963   整理番号：11A1348091

チトクロームcおよびチトクロームcオキシダーゼ間の蛋白質間の電子移動通門に対するNMR基盤

NMR basis for interprotein electron transfer gating between cytochrome c and cytochrome c oxidase

著者 (8件)： SAKAMOTO Koichi (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  KAMIYA Masakatsu (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  IMAI Mizue (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  SHINZAWA-ITOH Kyoko (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  UCHIDA Takeshi (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  KAWANO Keiichi (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  YOSHIKAWA Shinya (Univ. Hyogo, Hyogo, JPN) ,  ISHIMORI Koichiro (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 108  号： 30  ページ： 12271-12276  発行年： 2011年07月26日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 哺乳類呼吸鎖の最後の蛋白質間電子移動であるチトクロームcからチトクロームcオキシダーゼへの電子移動を,¹H-¹⁵Nヘテロ核単一量子コヒーレンス分光分析により解析した。露出ヘムグループと隣接疎水性アミノ酸残基間の疎水性相互作用が,2個の酸化還元中心を近接近させる支配的な相互作用を駆動し,相互作用部位の荷電残基の分布がチトクロームcのチトクロームcオキシダーゼ結合を微妙に調節し,電子移動反応を進行させることを示唆した。酸化チトクロームcはチトクロームcオキシダーゼと同一面で相互作用するが,チトクロームcのヘム鉄が酸化されると相互作用の再配列が誘導され,チトクロームcの酸化還元状態に依存する静電気的,疎水性相互作用が,相互作用界面での酸化還元状態に依存した立体構造変化を誘導することを示した。

シソーラス用語： *チトクロームc ,  *チトクロームcオキシダーゼ ,  NMR【磁気共鳴】 ,  状態 ,  分子間相互作用 ,  電子伝達系 ,  疎水性相互作用 ,  静電相互作用 ,  ポルフィリン錯体 ,  鉄錯体 ,  *電子移動反応
準シソーラス用語： ヘム鉄 ,  酸化還元状態 ,  蛋白質相互作用 ,  *電子伝達反応

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  生物物理的研究法  (EA03020V)

タイトルに関連する用語 (6件)： チトクロームC ,  チトクロームcオキシダーゼ ,  蛋白質 ,  電子移動 ,  NMR ,  基盤