文献

J-GLOBAL ID：201102296511511646   整理番号：11A0972227

ヒストンシャペロンSpt6は,クラス転換組換えに必要だが,体性超変異には必要ではない

Histone chaperone Spt6 is required for class switch recombination but not somatic hypermutation

著者 (12件)： OKAZAKI Il-Mi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  OKAWA Katsuya (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KOBAYASHI Maki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  YOSHIKAWA Kiyotsugu (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KAWAMOTO Shimpei (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  NAGAOKA Hitoshi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  SHINKURA Reiko (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KITAWAKI Yoko (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  TANIGUCHI Hisaaki (Univ. Tokushima, JPN) ,  NATSUME Tohru (National Inst. Advanced Indsutrial Sci. and Technol., Tokyo, JPN) ,  IEMURA Shun-Ichiro (National Inst. Advanced Indsutrial Sci. and Technol., Tokyo, JPN) ,  HONJO Tasuku (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 108  号： 19  ページ： 7920-7925  発行年： 2011年05月10日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 活性化誘導性シチジンデアミナーゼ(AID)は,Igローカスにおける2つの遺伝的変化を誘導に必須かつ十分なものであることが分かっている。すなわちクラススイッチ組換え(CSR)と全身的超変異(SHM)である。しかし,どのようにして単一分子であるAIDがCSRとSHMを別個に調節しているのかについては未だ分かっていない.本研究では,酵母ツーハイブリッド法および免疫沈降,それに続く質量分析を用いて,AID相互作用タンパク質としてSpt6を同定した。Spt6のノックダウンはCSRの際立った減少をもたらした。逆にSHMでは幾分か高進した。この結果から,AIDがCSRの誘導には必要だが,SHMにとっては必要とされないことを示している。Spt6は,AIDによるCSRとSHMの個別調節に関与している分子であることが示唆された。

シソーラス用語： *シャペロンタンパク質 ,  シチジンデアミナーゼ ,  遺伝学実験技術 ,  免疫沈降反応 ,  質量分析 ,  分子間相互作用 ,  RNA干渉 ,  siRNA ,  遺伝子ターゲティング ,  タンパク質 ,  3T3細胞 ,  *クラススイッチ組換え ,  *ヒストンシャペロン ,  酵母ツーハイブリッド法 ,  NIH 3T3細胞 ,  遺伝的変異 ,  活性化誘導型シチジンデアミナーゼ ,  蛋白質間相互作用 ,  遺伝子ノックダウン法 ,  バイオアッセイ ,  イムノアッセイ ,  遺伝
準シソーラス用語： *組換 ,  変異 ,  活性化誘導シチジンデアミナーゼ ,  蛋白質相互作用 ,  ノックダウン ,  Spt6

分類 (3件)： 生物学的機能  (EB03040U) ,  分子遺伝学一般  (EC02010J) ,  免疫反応一般  (ED03010T)

タイトルに関連する用語 (4件)： ヒストンシャペロン ,  クラス転換 ,  組換え ,  超変異