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J-GLOBAL ID:201102296593980819   整理番号:11A1863117

真菌内生菌感染はアメリカ合衆国南西部のトールフェスク植分の炭素隔離可能性を増加させる

Fungal endophyte infection increases carbon sequestration potential of southeastern USA tall fescue stands
著者 (4件):
資料名:
巻: 44  号:ページ: 81-92  発行年: 2012年01月 
JST資料番号: D0628A  ISSN: 0038-0717  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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トールフェスク(Schedonorus arundinaceous)は,放牧動物の健康,昆虫の草食性,植物生産およびリター分解に影響するアルカロイド生産能を持つ毒性内生真菌(Neotyphodium coenophialum)に屡々感染する。これらの内生菌関連効果の強度は特定の場所の生物的,非生物的条件に依存すると考えられる。ジョージアでの先行研究が内生真菌感染のトールフェスク牧草地の土壌炭素貯留増加を実証した;しかし,内生菌感染が地域炭素隔離に持続的に寄与するために,この結果はトールフェスク生長の広範な環境条件で維持されねばならないだろう。本研究で,内生菌感染によるアメリカ合衆国南西部のトールフェスク植生の炭素貯留を含む土壌パラメーターの一貫変化を評価した。定着した高,低内生菌感染トールフェスク植生9立地から土壌試料を採取した。試料の基礎的土壌パラメーター,土壌有機炭素(SOC),土壌総窒素(TN),粒状と非粒状有機炭素と窒素(POM,n-POM),CとN無機化速度,および微生物バイオマスと群集組成を分析した。全立地平均で,内生菌感染トールフェスク植生は隣接する無内生菌植生より6~5%大きい表土SOCとTN貯留を有した。立地と内生菌感染状態の間の有意な相互関係の欠如は結果が植生,年齢,気候および他の環境条件に拘らず相対的に一定なことを指摘した。POM CとPOM Nが無内生菌より感染植生において有意ではないが高い傾向にあった。全立地平均で,n-POM CとNのより大きい貯留が内生菌感染植生において観察され,感染に応答して生じた無応性物質保持の増加を示唆した。燐脂質脂肪酸(PLFA)分析による総微生物バイオマスは全立地平均で内生菌感染土壌でより大きく,SOCとTNの傾向を反映した。微生物群集組成は内生菌感染に応答して幾分変化し:無内生菌植生で有意により高い真菌対細菌比が観察された。しかし,PLFAデータ存在立地において内生菌感染と無内生菌微生物群集のわずかな分離が実証されたのみであった。SOC,TN,不応性n-POM Cおよび貯留の高まり,および微生物バイオマスと群集の変化は,地上部の内生真菌共生が土壌生物学と生化学に広範に影響し,地上部内生菌の高普及がアメリカ合衆国南西部に渡るトールフェスク植生のC隔離能の増加を示唆する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
土壌生物  ,  飼料作物,草地 

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