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J-GLOBAL ID：201102296748813841   整理番号：11A1594842

プロセス状況テーブルによる製品の利用プロセスのアイデア創出とデザイン要件抽出に関する事例研究

著者 (2件)： 前川正実 (操作デザイン設計) ,  山岡俊樹 (和歌山大)
資料名： 人間生活工学  (Journal of Human Life Engineering)
巻： 12  号： 2  ページ： 37-42  発行年： 2011年09月30日 
JST資料番号： L4154A  ISSN： 1345-8051  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ユーザーの製品利用における行動観察から得られた定性的情報を,製品の利用プロセスすなわちタスク順序のデザインへ役立てるためのプロセス状況テーブルを提案する。これは現状の利用プロセスについて上位タスク別・状況項目別に状況を記述し,利用プロセス全体を俯瞰的に可視化してアイデア創出を支援することを意図したツールである。本研究では観察された状況が記述されたプロセス状況テーブルにより得られる利用プロセスのアイデアとデザインにおいて必要となる要件抽出への有効性について事例的確認実験を行った。提案するツールを用いた場合のアイデアの質は,用いない場合に対して,今回採用した評価基準において有意差を生じたことが確認された。また提案するツールを用いてアイデアを可視化した場合は,アイデアが精緻化されるとともにデザイン要件が導出され,デザイン検討に資する情報を得られる可能性が観察された。(著者抄録)

シソーラス用語： *製品設計 ,  *制御手順 ,  消費者行動 ,  利用者 ,  アイデア ,  評価基準 ,  *最適設計 ,  人間行動 ,  ヒューマンファクタ
準シソーラス用語： *操作手順

分類 (2件)： マーケティング  (KA06020W) ,  人間機械系  (IB03000G)

引用文献 (18件)：

• 1) 井上勝雄:魅力的なインタフェースをデザイン する,64,工業調査会,東京,2008
• 2) Preece, J. et al. : Human-Computer Interaction, 410, Addison Wesley, Essex England, 1994
• 3)Kuniavsky, M.:ユーザ・エクスペリエンス, 200-206,翔泳社,東京,2007
• 4)Kelley, T.:発想する会社,32-63,早川書房, 東京,2001
• 5) Beyer, H. , Holtzblatt, K.: Contextual Design, 21-25, Morgan Kaufman, San Francisco, 1998

タイトルに関連する用語 (6件)： プロセス ,  状況 ,  アイデア ,  創出 ,  デザイン ,  研究