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J-GLOBAL ID：201102296839485278   整理番号：11A0904771

環境配慮手法による農業排水路の底生動物相の違い

著者 (5件)： 森淳 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  渡部恵司 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  竹村武士 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  小出水規行 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  PARK Myoung Soo (韓国農漁村研究院)
資料名： 農村工学研究所技報  (農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究所技報)
号： 211  ページ： 97-107  発行年： 2011年03月31日 
JST資料番号： S0488B  ISSN： 1882-3289  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 農業水路の生息場所の多様性を底生動物によって評価する研究は極めて少なく,農業農村整備事業による水路の整備手法の違いの視点から解析した事例は見当たらない。本稿は,同一事業で異なる環境配慮手法により整備のいさわ南部地区幹線排水路(原川)の底生動物の環境配慮との関係,生息場所の多様性に関する調査,解析について述べた。また,その中で底生動物を生息場所の多様性の指標生物とする可能性についても考察した。原川は,現況保全区間,水路壁を積ブロック等のコンクリートとした二面張り区間,三面張り区間(フリューム使用)に大別される。解析結果から,整備手法との深い関係性を明らかにし,底生動物を用いた水路環境評価には種数,多様性指数,生活型・摂食機能群など複数の指標の総合的適用を提案した。

シソーラス用語： *用水路 ,  *底生動物 ,  生息場所 ,  生物多様性 ,  指標生物 ,  環境保全 ,  環境整備 ,  環境影響 ,  基本設計 ,  農業政策 ,  排水路 ,  指数 ,  *生態系 ,  環境配慮 ,  水田生態系 ,  多様性指数 ,  *農業水路
準シソーラス用語： 農業農村整備

分類 (3件)： 農業土木  (FB02000W) ,  生態系  (EE01040P) ,  自然保護  (SB06000L)

引用文献 (9件)：

• 1) Hawkins, C. P., Murphy, M. L., and Anderson, N. H. (1982) : Effects of Canopy, Substrate Composition, and Gradient on the Structure of Macroinvertebrate Communities in Cascade Range Streams of Oregon. Ecology: 63, 6, 1840-1856.
• 2) 金澤康史・三宅洋(2006)コンクリート基質一自然基質問における河川性低生動物の群集構造の比較.応用生態工学9:141-150
• 3) 日下部貴規,角道弘文(2002):多様な生物種の生息に配慮した農業用水路の改修計画,農業土木学会誌,70(12),pp.1095-1098
• 4) 布川雅典,井上幹生(1999):北海道北部の小河川における河畔植生と底生昆虫群集との対応様式,陸水学雑誌,600,385-397.
• 5) 竹門康弘(1997):渓流における水生昆虫の棲み場所保全,砂防学雑誌,50,52-60.

タイトルに関連する用語 (4件)： 環境配慮 ,  手法 ,  農業排水路 ,  底生動物相