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J-GLOBAL ID：201102296858844530   整理番号：11A1483841

保存性のGTPase Gem1は小胞体とミトコンドリアの結合を調節する

The conserved GTPase Gem1 regulates endoplasmic reticulum-mitochondria connections

著者 (3件)： KORNMANN Benoit (Univ. California, CA) ,  OSMAN Christof (Univ. California, CA) ,  WALTER Peter (Univ. California, CA)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 108  号： 34  ページ： 14151-14156  発行年： 2011年08月23日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 著者らが同定したミトコンドリアと小胞体間のリン脂質交換に関与する小胞体-ミトコンドリア接触構造(ERMES)は,ミトコンドリアタンパク質の取り込み,ミトコンドリアのDNAの複製およびミトコンドリアの動態の調整にも関与していることから,オルガネラ間接触部位はミトコンドリアと小胞体の生理学の調整において重要な役割を演じていることが示唆されている。本研究では,ERMESの重要な構成要素であるCa²⁺結合性のMicro GTPase Gem1を同定し,その特性について検討した。Gem1はERMES複合体の数と大きさを調節していた。in vivoでは,ERMESへのGem1の結合にはGem1の2つのGTPaseドメインの第1ドメインと2つの機能的Ca²⁺結合ドメインの第1ドメインが必要で,リン脂質交換における適切なERMES機能にはGem1の2番目のGTPaseドメインが必要であることが分かった。以上より,ERMESはオルガネラ間の脂質交換のための受動的コンジットではなく,生理学的な必要性に応じて調節されることが示唆された。

シソーラス用語： *GTPアーゼ ,  *タンパク質 ,  小胞体 ,  ミトコンドリア ,  リン脂質 ,  精製 ,  カルジオリピン ,  タンパク質複合体 ,  結合部位 ,  二次構造 ,  *分子間相互作用 ,  蛋白質精製 ,  細胞小器官 ,  *細胞構造 ,  EFハンドモチーフ
準シソーラス用語： オルガネラ ,  *細胞構成体 ,  *Gem1蛋白質 ,  カルシウム結合 ,  EFハンド ,  *ERMES ,  脂質合成

分類 (1件)： 細胞構成体の機能  (EF03060C)

タイトルに関連する用語 (4件)： 保存 ,  小胞体 ,  ミトコンドリア ,  調節