抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
経営情報学科では,大学初年次に情報教育としてプログラミング教育を実施しているが,多様な学生を教育対象としているため,学生にプログラミングという概念を理解させるには授業実践上多くの努力が必要となる。本論文では演習型授業「プログラミング基礎」の教育目標に到達するための授業デザインと2010年度に実践した授業評価について示した。授業アンケート結果より,大学入学までにプログラミングの経験がない学生であっても,「簡単なCプログラミングができるようになる」という教育目標は達成されたと考える。また「学生が自分の学習成果を認識できるようになる」という教育目標については,ある程度達成されていると考える。また授業を受けることによって卒業後の職業に対して前向きな意見を持つようになっていることが知られる。また授業実践の工夫として導入した「学びあい」の考え方とそれをすすめるための認定SAの仕組みもある程度有効に機能していたと考えてさしつかえない。学生の状況を観察し,授業設計を繰り返し,学生に授業過程を明示化し,授業途中であっても進度を調整したこと,また授業設計を実現し易い授業環境(授業支援ツールや情報処理室の設備)の整備などが,その評価結果に影響したと考える。(著者抄録)