抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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電気化学反応を利用した教材開発の一環として,磁界中において電池の放電反応と電解反応を行わせることにより回転液流を生じさせて,フレミングの左手の法則を理解させる教材の作成を試みた。鋼管と亜鉛棒あるいは炭素棒をアクリル板に組み入れて固定化したものを電解セルとし,磁界発生には永久磁石(ネオジム磁石,フェライト磁石)と自作の電磁石を用いた。学生実験に導入した結果,これまでのものよりも,磁界の向きが分かりやすい,液回転の視認が容易などの結果が得られた。実験に使用した試薬および電極材料と保持材料,電解質水溶液,磁石,電解装置および電磁石の直流電源の説明を行った。実験での電解セルと各電極の配置などの実験条件を説明し,実験結果から電解質溶液の検討を行った。学生実験に使用した結果,この実験に対して非常に肯定的な評価が学生から得られた。電流ブランコとは別の形でフレミングの左手の法則を視覚化することは,学生に与えるインパクトもあり,非常に意義深いと考えている。