大質量星形成領域Onsala1における6.7GHzのメタノールメーザの内部固有運動

SUGIYAMA Koichiro; FUJISAWA Kenta; DOI Akihiro; DOI Akihiro; DOI Akihiro; HONMA Mareki; HONMA Mareki; ISONO Yasuko; ISONO Yasuko; KOBAYASHI Hideyuki; KOBAYASHI Hideyuki; MOCHIZUKI Nanako; MURATA Yasuhiro; MURATA Yasuhiro; SAWADA-SATOH Satoko; SAWADA-SATOH Satoko; WAJIMA Kiyoaki

文献

J-GLOBAL ID：201102297309963035 整理番号：11A0572389

大質量星形成領域Onsala1における6.7GHzのメタノールメーザの内部固有運動

Internal Proper Motions of Methanol Masers at 6.7GHz in Massive Star-Forming Region Onsala 1

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資料名：
巻： 63 号： 1 ページ： 53-61 発行年： 2011年02月25日
JST資料番号： G0279A ISSN： 0004-6264 CODEN： PASJA 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

日本の超長基線電波干渉計観測網(JVN)を用いて大質量星形成領域Onsala1(ON1)の6.7GHzメタノールメーザの内部固有運動を3回にわたり778日間測定した結果を与えた。メタノールメーザは水メーザと明らかに異なる。メタノールメーザは超コンパクト(UC)H2領域を覆っており,その分布はハイドロキシルメーザーと似ている。メタノールメーザの内部運動を明確に検出した。約5kms^-1の相対速度でおおまかに南北方向の外向きの運動を示した。この運動は約5kms^-1の膨張を示したハイドロキシルメーザの運動に似ており,これら2種類のメーザは膨張するUCH2領域を描いているように見える。他の可能性は,メタノールメーザの方向と速度が分子輝線のそれと似ていることから,H¹³CO⁺及びSiO輝線で観測された分子アウトフローにメタノールメーザが随伴していることである。大質量の若い星状天体の進化段階における水メーザとメタノールメーザの相対的相に関してメーザに随伴したサイトを比較することにより,ON1における水メーザはメタノールメーザより早期であることが分かった。水メーザはサブミリ波のダスト放射に随伴するが,メタノールメーザはダストコアより後の進化相に現れるセンチメートル波長のUCH2領域に随伴する。(翻訳著者抄録)

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宇宙線起源 , 星雲

引用文献 (54件)：

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