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J-GLOBAL ID：201102297689852303   整理番号：11A1828575

紫外線誘起ミクロセル発泡-オフセット印刷技術による3D構造の新しい製造法

UV induced microcellular foaming-A new approach towards the production of 3D structures in offset printing techniques

著者 (4件)： SCHLOEGL Sandra (Polymer Competence Center Leoben GmbH, Roseggerstrasse 12, Leoben 8700, AUT) ,  REISCHL Martin (Joanneum Res. Forschungsgesellschaft mbH, Steyrergasse 17, Graz 8010, AUT) ,  RIBITSCH Volker (Joanneum Res. Forschungsgesellschaft mbH, Steyrergasse 17, Graz 8010, AUT) ,  KERN Wolfgang (Inst. of Chemistry of Polymeric Materials, Univ. of Leoben, Otto Gloeckel-Strasse 2, Leoben 8700, AUT)
資料名： Progress in Organic Coatings  (Progress in Organic Coatings)
巻： 73  号： 1  ページ： 54-61  発行年： 2012年01月 
JST資料番号： A0541C  ISSN： 0300-9440  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 光化学開始機構によるミクロセルフォームの発生は,オフセット印刷技術による三次元構造物の一段回製造法を目指す新しい方式である。光化学発泡は,先ず選択された光酸発生剤を紫外線(UV)で励起し,Broensted酸を生成させる。次いで,発泡剤としての二酸化炭素を,該Broensted酸と炭酸カルシウムを反応させて発生させる。高効率のプロトン生成と十分な量の発泡剤を発生させるために,光増感剤を利用した。通常の水銀灯光源の高波長域を利用するために,長波長吸収アントラセン誘導体を添加し,光酸発生剤の光分解を増感させた。ミクロセル発泡は,トリアクリレートオリゴマ含有市販紫外線硬化オフセットインキを用いて実施した。気泡が硬化樹脂中に確実に捕捉されるためには,インキの硬化速度と発泡速度のバランスを取る必要がある。本報では,光酸発生剤量,増感剤種,照射強度,炭酸カルシウム量等の重要なプロセスパラメータのフォーム物性に及ぼす影響を評価し,考察した。セルモルフォロジーと膜厚膨張は光学顕微鏡と機械的性質で評価した。その結果,本UV支援発泡成形は,最適条件を選べば,緻密で均一なミクロセルを形成させられることが判明した。その上,インキ層の相対厚みは90%まで増加でき,室温短時間で,三次元構造体(例えばレリーフ)の一段階製造を実現できる。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： Broensted酸 ,  *光酸発生剤 ,  セル構造 ,  *発泡プラスチック ,  *発泡成形 ,  発泡剤 ,  *二酸化炭素 ,  *炭酸カルシウム ,  *印刷インク ,  光増感剤 ,  光分解 ,  プロセスパラメータ ,  最適条件 ,  *紫外線照射 ,  光開始剤 ,  *ビニルエステル樹脂
準シソーラス用語： オフセットインキ ,  マイクロセル構造 ,  レリーフ ,  三次元構造 ,  *紫外線乾燥インク

分類 (3件)： インキ  (YJ02000N) ,  発泡成形  (YH04070U) ,  その他の高分子の反応  (CG03040H)

物質索引 (3件)： イルガキュア184 ,  イルガキュア250 ,  ジフェニルヨードニウム・ヘキサフルオロホスファート

タイトルに関連する用語 (7件)： 紫外線 ,  誘起 ,  ミクロセル ,  発泡 ,  オフセット印刷 ,  3D ,  製造法