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J-GLOBAL ID：201102298575527263   整理番号：11A0665786

最新顔料講座(第VII講)二酸化チタン

Titanium Dioxide

著者 (1件)： 磯部薫 (石原産業)
資料名： 色材協会誌  (Journal of the Japan Society of Colour Material)
巻： 84  号： 3  ページ： 104-109  発行年： 2011年03月20日 
JST資料番号： F0174A  ISSN： 0010-180X  CODEN： SKYOAO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 顔料用二酸化チタンは亜鉛華,リトポン,鉛白などの白色顔料に比べて屈折率が高く,粒度が細かいので白色度,隠ぺい力,着色力などの光学的性質に優れている。さらに毒性もなく,光や熱に対しても安定であり,また耐薬品性にも優れていることから“白色顔料の王様”と呼ばれ,わが国の全白色顔料の約70%を占めるに至っている。二酸化チタン顔料は,塗料,インキ,プラスチックス,紙,ゴム,化繊,化粧品など幅広い分野で使用されている。今回は,二酸化チタンの歩みとして歴史から基本的な物性を中心に顔料としての特性などを概説し,粒子径の観点から酸化チタンの特性(紫外線吸収能,光散乱能,光触媒活性など)を利用した白色顔料用途以外の機能性材料として新しいカテゴリーを形成する二酸化チタン材料の展開を解説する。(著者抄録)

シソーラス用語： *顔料 ,  酸化チタン ,  *白 ,  屈折率 ,  粒度 ,  着色 ,  色度 ,  耐化学性 ,  塗料 ,  インク ,  プラスチック ,  紙 ,  ゴム ,  人造繊維 ,  化粧品 ,  *光散乱 ,  *光吸収 ,  活性 ,  機能材料
準シソーラス用語： *光触媒活性 ,  耐薬品性 ,  *二酸化チタン

分類 (4件)： 顔料  (YJ03030B) ,  光物性一般  (BM08010A) ,  光化学一般  (CB08010U) ,  塩基,金属酸化物  (CD01030Z)

引用文献 (31件)：

• 1) 石原産業(株)“新タイペークニュース”,1,酸化チタン顔料 基礎物性編.
• 2) J. Barlesdale: Titanium, Second Edition, Ronald Press (1996).
• 3) 鈴木森夫:“塗装の技術”7, 3, 20 (1972).
• 4) 河根 誠:J. Jpn. Soc. Colour Mater., 50, 733 (1977).
• 5) 日本酸化チタン工業会:“Titanium Dioxide”,6 (2010).

タイトルに関連する用語 (2件)： 顔料 ,  二酸化チタン