抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年の製造業では,変動する需要に合わせた製品の供給が求められ工程編成が頻繁に行われている。手組付けが多い事務機器の工場では,作業者への作業手順訓練の機会が増加し,作業手順習得の効率化がひとつの課題になっている。本研究は実験的な検証を通して,習得中の間違いと確信度合が習得に及ぼす影響に関する基礎的な知見を得ることを目的としている。難しい技能を必要とせず,作業手順の基本的要素である位置と順序を習得する作業による実験から,習得中の間違いや確信度合が習得に及ぼす影響に関するポイントを抽出した。それらをもとに習得時の条件を変更することで習得中と習得後への影響を検証した。その結果,(1)習得中に曖昧状態で作業を行っても習得にはつながりにくく,これを禁止することで習得に要する試行回数を少なくできる,(2)習得中の曖昧状態での作業を禁止しても習得中と習得後の間違いは増加せず,間違いを抑制できる可能性があることが示唆された。(著者抄録)