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J-GLOBAL ID：201102298678081522   整理番号：11A0781410

Barro型CES関数に基づく空間的応用一般均衡(SCGE)モデルの一般性向上-交通モデルを中心に-

著者 (2件)： 武藤慎一 (山梨大 大学院) ,  桐越信 (雪セ)
資料名： 交通学研究  (Japanese Journal of Transportation Economics)
巻： 2010  ページ： 255-264  発行年： 2011年03月31日 
JST資料番号： L0480A  ISSN： 0387-3137  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地域間交通整備の便益評価に用いる空間的応用一般均衡モデル(SCGEモデル)に統一性,適応性,汎用性を付与した,Barro型CES関数に基づくSCGEモデルを構築した。人々の交通行動における代替性を考慮でき,広く交通モデルに適応可能なBarro型CES関数に基づいてSCGEモデルを構築した。企業の生産モデルおよび家計の行動モデルは階層化して定式化した。地域間社会会計行列(SAM)を作成することで,SCGEモデルの全体像とワルラス法則が成立することを示した。モデルの挙動を確認するために,山梨県の2地域経済(農村部と都市部)にSCGEモデルを適用して数値計算を行った。本SCGEモデルを用いることで便益評価の精度向上が期待できる。

シソーラス用語： 利益 ,  釣合 ,  *交通モデル ,  汎用性 ,  交通行動 ,  モデル ,  数値計算 ,  改良 ,  交通 ,  貿易 ,  *経済モデル ,  関数
準シソーラス用語： 均衡 ,  交易 ,  行動モデル ,  精度向上 ,  地域交通 ,  便益 ,  *応用一般均衡モデル ,  CES関数

分類 (1件)： 運輸交通・サービス一般  (TA01010L)

引用文献 (12件)：

• Barro,RJ.andX.S-i.Martin(2003),Economic Growth,the MIT Press(大住圭介訳(2006)『内生的経済成長論I』九州大学出版会).
• Bröcker J.(1998),"Operational Spatial Computable General Equilibrium Modeling",The Annals of Regional Science,Vol.32,pp.367-387.
• 細江宣裕・我澤賢之・橋本日出男(2004)『テキストブック応用一般均衡モデリングプログラムからシミュレーションまで』東京大学出版会.
• 小池淳司・上田孝行(2005)「大規模地震による経済的被害の空間的把握:空間的応用一般均衡モデルによる計量厚生分析」,多々納裕一,高木朗義編著『防災の経済分析』勁草書房,第8章,pp.136-150.
• 宮城俊彦・本部賢一(1996)「応用一般均衡分析を基礎にした地域間交易量モデルに関する研究」『土木学会論文集』No.530/IV-30,pp.31-40.

タイトルに関連する用語 (6件)： 関数 ,  応用 ,  一般均衡 ,  モデル ,  一般性 ,  交通