抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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「創造都市と観光」について論じた。90年代の西欧諸国は,創造都市が発展した時代には観光客が増え,観光行動が変化した。EUの文化政策は70年代に劇的に変化し,市民参加の拡大は小さなコミュニティレベルの政策決定に分権化された。92年のEU統合以降,文化と観光分野での地方都市再生に対する支援も盛んになった。85年に始まった「文化首都事業」は,90年のグラスゴーで大きな転換を迎え,世界的アーティストばかり集めた企画は文化による都市再生,工業都市再生の事例となったほか,美術館・博物館の再生は,集客規模を拡大した。90年代の日本では,伸びる観光地と衰退し始めた観光地に二極化したが,2000年代に増えた小数の観光地(京都)では,「文化的商品」が伸びた。町並みや文化施設・イベントの有無が二極化を進めた。創造的な事業者が都市を活性化する。