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J-GLOBAL ID：201102298780155182   整理番号：11A0288834

胞子被包の誘導因子であるアデニル酸シクラーゼRの機能的詳細解析

Functional Dissection of Adenylate Cyclase R, an Inducer of Spore Encapsulation

著者 (3件)： CHEN Zhi-Hui (Univ. Dundee, Dundee, GBR) ,  SCHILDE Christina (Univ. Dundee, Dundee, GBR) ,  SCHAAP Pauline (Univ. Dundee, Dundee, GBR)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 285  号： 53  ページ： 41724-41731  発行年： 2010年12月31日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究ではDictyostelium discoideumのアデニル酸シクラーゼR(ACR)の活性調節における,同酵素内のシクラーゼ領域(AC),膜貫通ヘリックス,ヒスチジンキナーゼ領域および二つの受信領域の意義を検討した。ACR欠損細胞の被包欠損表現型はACRの発現で救済された。膜貫通ヘリックス除去変異体の活性は60%減少したが,ACR欠損細胞表現型を救済できた。ヒスチジンキナーゼ領域のATP結合残基を変異させても活性に影響なかった。AC活性はりん酸のリレーによって制御されなかった。2量体化するヒスチジンりん酸受容サブ領域は自己りん酸化能を持たないが,AC活性に必須であり,同領域欠損体を形質導入した野生型株では内因性ACR活性が阻害され,ACR欠損の場合と同様の表現型となった。単独のACドメインが不活性であることも一緒に考慮すると,この機能していないりん受容領域がAC領域の2量体化時に新たな重要な役割をすることを示唆する。

シソーラス用語： *アデニル酸シクラーゼ ,  Dictyostelium discoideum ,  ヒスチジンキナーゼ ,  アミノ酸配列 ,  部位特異的変異誘発 ,  遺伝子破壊 ,  細胞分化 ,  胞子嚢 ,  二量化 ,  リン酸化 ,  突然変異 ,  相補性試験
準シソーラス用語： *アデニル酸シクラーゼR ,  ドミナントネガティブ

分類 (1件)： 酵素生理  (EG03052C)

タイトルに関連する用語 (5件)： 胞子 ,  誘導 ,  因子 ,  アデニル酸シクラーゼ ,  解析