抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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IPネットワークにおいてリアルタイムメディアの提供品質を担保するために帯域確保サービスが台頭しつつある。帯域確保サービスは企業の業務向けの通信サービスとしても適合性が高いことから,企業ユーザの満足度を向上させるサービス提供方法を明確化することは重要な課題である。本論文では,企業ユーザの特性として最低必要とするしきい値帯域条件を有し,通信サービスに対する効用がしきい値帯域未満においてはゼロとなる支払意思額で示されると仮定している。この仮定に基づき,帯域確保サービス及びベストエフォートサービスから得られる効用を数学的に導き,ユーザ全体の効用の総和が優位になるサービス提供条件を示している。またしきい値帯域以上を担保する最低帯域保証サービスが,同一コストで最大のユーザ効用が得られる提供方法であることを示している。更に,しきい値帯域が不明の場合においても,一定の効用を担保し,かつ最大効用を得るためのサービス提供条件を導いている。(著者抄録)