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J-GLOBAL ID：201102299406436174   整理番号：11A0527678

トカマクシステムの鋸歯状効果を含む高Z不純物の輸送解析

Transport Analysis of High-Z Impurities Including Sawtooth Effects in a Tokamak System

著者 (5件)： YAMADA Ikuhiro (Nagoya Univ., Nagoya, Aichi 464-8603, JPN) ,  YAMAZAKI Kozo (Nagoya Univ., Nagoya, Aichi 464-8603, JPN) ,  OISHI Tetsutarou (Nagoya Univ., Nagoya, Aichi 464-8603, JPN) ,  ARIMOTO Hideki (Nagoya Univ., Nagoya, Aichi 464-8603, JPN) ,  SHOJI Tatsuo (Nagoya Univ., Nagoya, Aichi 464-8603, JPN)
資料名： Plasma and Fusion Research (Web)  (Plasma and Fusion Research (Web))
巻： 5  ページ： S1022-S1022 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： U0045A  ISSN： 1880-6821  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ダイバータプレートへの高熱負荷に適応する必要と核融合燃焼プラズマとプラズマ対向機器(PFC)材料の間の一貫性を調和させるために,核融合炉では高Z材料が用いられる。しかしPFCからの高Z不純物は不純物の量が極めて少量でも大きな放射損失を生じる。トロイダル輸送解析リンケージ(TOTAL)コードを用いて,鋸歯状効果を含めた高Z不純物輸送解析をした。コアプラズマのためのBohm型異常輸送モデルおよび不純物イオンの異常内向き流モデルを新古典輸送に加えて用いた。ジョイントヨーロッパトーラス(JET)不純物輸送データと比較した後,簡単な完全磁力線再結合モデルでITER中の不純物輸送への鋸歯状効果を明らかにした。ITERで不純物濃度の臨界的レベルが,電子密度に関して炭素で4.0%,鉄で0.1%,タングステンで0.008%であることを見出した。電子密度に対する内部輸送障壁の形成が高Z不純物の集積を妨げた。また鋸歯状振動は有益で,プラズマコアからの放射損失を20%ほど低減したが,好ましくない核融合パワー揺らぎ10%をもたらした。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *トカマク ,  核融合炉 ,  *不純物拡散 ,  *プラズマ拡散 ,  不純物濃度 ,  炭素 ,  鉄 ,  タングステン ,  拡散障壁 ,  放射損失 ,  鋸歯状振動 ,  プラズマ振動 ,  電子密度 ,  プラズマ密度 ,  *JET【核融合】 ,  国際熱核融合実験炉
準シソーラス用語： ITER【実験炉】 ,  パワーゆらぎ ,  *高Z不純物 ,  内部輸送障壁

分類 (1件)： プラズマ一般  (BJ02010B)

引用文献 (10件)：

• [1] K. Yamazaki and T. Amano, Nucl. Fusion 32, 633 (1992).
• [2] A. Taroni et al., Plasma Phys. Control. Fusion 36, 1629 (1994).
• [3] T. Amano, J. Mizuno and J. Kako, ‘Simulation of Impurity Transport in Tokamak', Internal report IPPJ-616, Institute of Plasma Physics, Nagoya Univ. (1982).
• [4] W. A. Houlberg et al., Phys. Plasmas 4, 3230 (1997).
• [5] Y. Murakami, T. Amano et al., J. Nucl. Mater. 313-316, 1161 (2003)

タイトルに関連する用語 (4件)： 鋸歯状 ,  不純物 ,  輸送 ,  解析