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J-GLOBAL ID：201102299496873748   整理番号：11A0162787

高断熱・高気密住宅の室内環境と暖房エネルギー消費量に関する実態調査-札幌市内の北方型住宅を対象として-

ACTUAL CONDITION SURVEY ON INDOOR ENVIRONMENT AND HEATING ENERGY CONSUMPTION FOR HIGHLY INSULATED AND AIRTIGHT HOUSES-A study at northern regional houses in Sapporo-

著者 (6件)： 菊田弘輝 (北大 大学院工学研究院) ,  吉田卓生 (北大 大学院工学研究科) ,  永沼純一 (北大 大学院工学院) ,  羽山広文 (北大 大学院工学研究院) ,  絵内正道 ,  阿部佑平 (北海道電力)
資料名： 日本建築学会環境系論文集  (Journal of Environmental Engineering (Transactions of AIJ))
号： 659  ページ： 17-24  発行年： 2011年01月30日 
JST資料番号： L4761A  ISSN： 1348-0685  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 札幌市内に建設された基礎断熱を施した床下空間を有する北方型住宅を対象として快適な室内環境の形成に寄与する空気循環,全室暖房の実態,暖房エネルギー消費量の実態を調査した。調査対象住宅は札幌市に2008~2009年に建設された北方型住宅の3件とした。空気循環の実態に関して単一トレーサガスによる換気量測定及びサーモカメラによる熱画像測定を使用して総換気量,室間換気量を測定し,併せて温湿度,電力消費量,ガス消費量も測定した。全室暖房の実態調査対象期間は2009年8月~2010年4月とし,1)暖房期間(2009年10月~2010年4月)の温度特性,2)最寒日(2/2~2/4)の時間的温度特性,3)最寒日(2/2~2/4)の空間的温度特性などを調査した。また,暖房エネルギー消費量実態,内外温度差と消費エネルギーの関係なども調査した。これらの調査結果として,空気循環の実態,時間的・空間的温度特性の実態,暖房エネルギーの実態などの結果を得ることができた。特に,全体のエネルギー消費量に占める暖房使用率は蓄熱式電気暖房器では70~80%,潜熱回収型ガス給湯暖房機では80%以上であることなどの知見を得た。

シソーラス用語： *断熱構造 ,  気密構造 ,  *住宅 ,  屋内環境 ,  *暖房 ,  *エネルギー消費 ,  *実態調査 ,  北海道 ,  空気循環 ,  温度分布 ,  日変化 ,  気温 ,  室温 ,  蓄熱 ,  家庭電器 ,  給湯設備 ,  換気量 ,  札幌市

分類 (2件)： 暖房  (PC02020F) ,  エネルギー消費・省エネルギー  (LD01000B)

引用文献 (17件)：

• 1) 長谷川兼一,吉野博,松本真一:東北地方における断熱気密住宅のエネルギー消費量 -暖房用を中心とした実態調査と数値計算-,日本建築学会計画系論文集,No.557,pp.49-56,2002.7
• 2) 謝靜超,吉野博,菅原華子,三田村輝章,長谷川兼一,源城かほり,千葉智成:東北地方の住宅9戸における2年間にわたるエネルギー消費量等の詳細分析,日本建築学会環境系論文集,No.618,pp.17-22,2007.8
• 3) 丹羽悠介,正村順子,岩井一博,高木直樹,長谷川兼一,山下恭弘:長野市を中心とした断熱気密住宅のエネルギー消費量の実態 -暖房用エネルギー消費量を中心として-,日本建築学会計画系論文集,No.565,pp.61-66,2003.3
• 4) 坂口淳,赤林伸一,山口一:新潟市に建設された住宅における室内温熱環境とエネルギー消費量に関する実測調査 全電化・高気密・高断熱住宅を対象として,日本建築学会計画系論文集,No.543,pp.33-39,2001.5
• 5) 西村仁,池田真樹,藤村知春,垂水弘夫:北陸の次世代省エネルギー基準全電化住宅を対象とした温熱環境と暖冷房用エネルギー消費に関する実態調査,日本建築学会環境系論文集,No.582,pp.37-44,2004.8

タイトルに関連する用語 (8件)： 高断熱 ,  気密 ,  住宅 ,  室内環境 ,  暖房 ,  エネルギー消費量 ,  実態調査 ,  札幌