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J-GLOBAL ID：201102299874782705   整理番号：11A0193766

残留塩素の挙動に対する高度浄水処理の影響及び配水系における塩素制御法の開発

Effect of advanced water treatment on behaviour of residual chlorine and development of chlorine control method in distribution systems

著者 (3件)： FUCHIGAMI T. (Osaka Municipal Waterworks Bureau, Osaka, JPN) ,  TAKEDA M. (Osaka Municipal Waterworks Bureau, Osaka, JPN) ,  TERASHIMA K. (Osaka Municipal Waterworks Bureau, Osaka, JPN)
資料名： Water Science & Technology: Water Supply  (Water Science & Technology: Water Supply)
巻： 10  号： 5  ページ： 700-709  発行年： 2010年 
JST資料番号： H0933B  ISSN： 1606-9749  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 中塩素あるいは高度浄水処理(AWT)で処理した飲用水中の残留塩素濃度の挙動を研究した。AWTは溶存有機物を中塩素(mid-chlorination)よりも多く除去し,したがって,残留塩素の減少速度は低下する。自動連続監視装置で測定した塩素濃度データの解析はAWTの導入が中塩素に比べ,最大及び平均塩素濃度を夫々,0.33mgL^-1と0.21mgL^-1減少させる一方,全市の最低塩素濃度を0.3mgL^-1付近に維持できることを明らかにした。AWTにおける総合的塩素減少速度係数は中塩素のほぼ半分になった。水表面からの塩素揮散は,室内実験からゼロ次反応速度で記述できた。揮散速度は水温が高いほどまた水深が浅いほど大きくなった。データモニタリング及び室内実験の結果を基に,残留塩素予測モデルを構築した。シミュレーション値の精度は良好で,ほとんどの予測濃度は測定濃度の±0.1mgL^-1の範囲にあった。このモデルは残留塩素濃度の制御に非常に有効である。

シソーラス用語： *高次処理 ,  *用水処理 ,  システム ,  *残留塩素 ,  反応速度 ,  シミュレーション ,  *予測モデル ,  減少 ,  減衰定数 ,  反応係数 ,  還元 ,  飲用水
準シソーラス用語： *高度浄水処理 ,  配水系 ,  還元速度係数 ,  還元速度 ,  揮散

分類 (2件)： 用水の化学的処理  (SC02040E) ,  水質管理  (SB02050M)

タイトルに関連する用語 (7件)： 残留塩素 ,  挙動 ,  高度浄水処理 ,  配水系 ,  塩素 ,  制御法 ,  開発