特許
J-GLOBAL ID:201103001012114150
高純度リン脂質の製造方法およびその方法で得られた高純度のスフィンゴミエリンとプラズマローゲン型グリセロリン脂質
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (1件):
特許業務法人三枝国際特許事務所
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2009061666
公開番号(公開出願番号):WO2009-154309
出願日: 2009年06月19日
公開日(公表日): 2009年12月23日
要約:
生物系素材から、高純度スフィンゴミエリンおよび高純度プラズマローゲン型グリセロリン脂質を、簡単な操作で収率よく製造する方法を提供する。 (A)生物系素材から抽出された乾燥総脂質を、特定の混合溶剤で抽出処理し、不溶部と可溶部とに分離する工程、(B)前記(A)工程で得られた不溶部を特定の混合溶剤で洗浄処理し、粗製スフィンゴミエリンを得る工程、(C)前記(A)工程で得られた可溶部を水溶性ケトン系溶剤で洗浄処理して粗製プラズマローゲン型グリセロリン脂質を得る工程、(D)前記(B)工程で得られた粗製スフィンゴミエリンに酵素を作用させて、純度90%以上のスフィンゴミエリンを取得する工程、および(E)前記(C)工程で得られた粗製プラズマローゲン型グリセロリン脂質に酵素を作用させて、純度40%以上のプラズマローゲン型グリセロリン脂質を取得する工程、を含む高純度リン脂質の製造方法である。
請求項(抜粋):
(A)生物系素材から抽出された乾燥総脂質を、脂肪族炭化水素系溶剤と水溶性ケトン系溶剤との混合溶剤で抽出処理し、スフィンゴミエリンを主体とする不溶部と、可溶部とに分離する工程、(B)前記(A)工程で得られたスフィンゴミエリンを主体とする不溶部を、脂肪族炭化水素系溶剤と水溶性ケトン系溶剤との混合溶剤で洗浄処理し、粗製スフィンゴミエリンを得る工程、(C)前記(A)工程で得られた可溶部を溶媒除去処理したのち、水溶性ケトン系溶剤で洗浄処理して粗製プラズマローゲン型グリセロリン脂質を得る工程、(D)前記(B)工程で得られた粗製スフィンゴミエリンに、グリセロリン脂質加水分解酵素ホスホリパーゼを作用させて混在するグリセロリン脂質群を加水分解処理したのち、溶媒分配法により、純度90%以上のスフィンゴミエリンを取得する工程、および(E)前記(C)工程で得られた粗製プラズマローゲン型グリセロリン脂質に、グリセロリン脂質加水分解酵素ホスホリパーゼを作用させて混在する他のグリセロリン脂質群を加水分解処理したのち、溶媒分配法により、純度40%以上のプラズマローゲン型グリセロリン脂質を取得する工程、を含むことを特徴とする高純度リン脂質の製造方法。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (4件):
4H059BA83
, 4H059BC42
, 4H059CA12
, 4H059CA38
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