特許
J-GLOBAL ID:201103001042960446

クランクシャフトの振れ矯正方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 千葉 剛宏 ,  宮寺 利幸 ,  大内 秀治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-097407
公開番号(公開出願番号):特開2011-224620
出願日: 2010年04月20日
公開日(公表日): 2011年11月10日
要約:
【課題】クランクシャフトの振れを短時間で且つ高精度に矯正する。【解決手段】製品クランクシャフト10bの軸部18、26の振れ量Za、Zb及び延在方向(振れ位相)の値は、振れセンサ52a〜52dによって実測される。これらの値を情報として得た判断部64は、サンプルクランクシャフトを用いて得られたマップ70に基づき、フランジ部20、28の適正押圧位置、及びロッド54a、54bの適正ストローク量を導出する。ロッド54a、54bは、このようにして求められた適正押圧位置を、適正ストローク量をもって押圧する。押圧後の軸部18、26の振れ量Za、Zb及び延在方向の値を再度実測し、振れ量Za、Zbが許容範囲外であるときには、適正押圧位置及び適正ストローク量の導出と、ロッド54a、54bによる押圧が再度行われる。【選択図】図2
請求項(抜粋):
フランジ部と軸部を有するクランク軸半体同士を、前記フランジ部に形成されたピン孔に挿入されたクランクピンを介して連結することで構成されるクランクシャフトにおける前記クランク軸半体の振れを矯正するクランクシャフトの振れ矯正方法であって、 サンプルクランクシャフトを位置決め固定した後に該サンプルクランクシャフトのフランジ部を矯正子で複数回押圧するにあたり、前記矯正子の押圧前後でのストローク量、又は前記矯正子の前記フランジ部に対する接触位置の少なくともいずれか一方を変更し、各回の軸部の押圧後の延在方向、及び押圧前後での移動量を予め取得するマップ作成工程と、 クランク軸半体の振れを実際に矯正する製品クランクシャフトを位置決め固定した後、前記製品クランクシャフトの軸部の延在方向、及び矯正目標位置からの振れ量を求める実測工程と、 前記製品クランクシャフトの軸部を前記矯正目標位置に接近させるための矯正方向及び目標矯正量を求める目標設定工程と、 前記サンプルクランクシャフトによって予め取得された軸部の延在方向、及び押圧前後での移動量と、前記製品クランクシャフトにおける前記矯正方向及び前記目標矯正量とを対比し、前記製品クランクシャフトのフランジ部の適正押圧位置、及び前記矯正子の適正ストローク量を求める最適化工程と、 前記矯正子のストローク量を前記適正ストローク量として前記適正押圧位置を前記矯正子で押圧する押圧工程と、 を有し、 前記実測工程から前記押圧工程までを1回以上行うことを特徴とするクランクシャフトの振れ矯正方法。
IPC (2件):
B21D 3/16 ,  F16C 3/20
FI (2件):
B21D3/16 ,  F16C3/20
Fターム (4件):
3J033AA02 ,  3J033AB03 ,  3J033AC01 ,  3J033BA20

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