特許
J-GLOBAL ID:201103002134072594

低サイクル疲労強度に優れるTi、B添加鋼を用いた高強度部品の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 横井 健至 ,  横井 知理
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-077277
公開番号(公開出願番号):特開2011-208225
出願日: 2010年03月30日
公開日(公表日): 2011年10月20日
要約:
【課題】 粒界強度の向上した低サイクル曲げ疲労強度に優れる浸炭部品の製造方法の提供。【解決手段】 質量%で、C:0.10〜0.60%、Si:0.01〜1.5%、Mn:0.3〜2.0%、Cr:0.1〜3.0%、Ti:0.02〜0.2%、望ましくは0.05〜0.2%、B:0.0002〜0.005%、P:0.02%以下、S:0.001〜0.15%、N:0.001〜0.03%、Al:0.001〜0.06%、O:0.005%以下を含有し、C、Si、Mn、Crの含有量が(0.04+0.35C)×(1.00+0.70Si)×(0.70+3.96Mn)×(1.00+2.16Cr)≧1.10からなる式(1)の焼入れ指数を満足し、残部が実質的にFeと不可避的不純物よりなる鋼から浸炭焼入焼戻しして製造する低サイクルの繰返し曲げ疲労強度に優れた部品の製造方法。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
化学成分が、質量%で、C:0.10〜0.60%、Si:0.01〜1.5%、Mn:0.3〜2.0%、Cr:0.1〜3.0%、Ti:0.02〜0.2%、望ましくは0.05〜0.2%、B:0.0002〜0.005%、P:0.02%以下、S:0.001〜0.15%、N:0.001〜0.03%、Al:0.001〜0.06%、O:0.005%以下を含有し、かつ、C、Si、Mn、Crの含有量が(0.04+0.35C)×(1.00+0.70Si)×(0.70+3.96Mn)×(1.00+2.16Cr)≧1.10からなる式(1)によって得られる焼入れ指数を満足し、残部が実質的にFeと不可避的不純物よりなる鋼を用いて、浸炭温度880°C〜950°C、浸炭時間と拡散時間の合計が2〜7時間からなる浸炭処理をした後に油焼入れし、さらに焼戻し処理として150°C〜200°Cで1〜3時間保持した後に空冷して鋼材とし、該鋼材からなる断面13mm×13mmの角棒の試験片に半径1.5mm、深さ3mmの切欠きを付与した後、切欠き側の支点間を80mmと、切欠きの反対側の支点間を20mmとする、低サイクルの繰り返し曲げ荷重をかける低サイクル4点曲げ疲労試験で、100サイクルで強度17kN以上かつ500サイクルで強度15kN以上の曲げ疲労強度を有する部品を該鋼材から形成することを特徴とする低サイクルの繰返し曲げ疲労強度に優れた高強度部品の製造方法。
IPC (7件):
C21D 9/32 ,  C22C 38/00 ,  C21D 1/06 ,  C21D 1/76 ,  C22C 38/60 ,  C23C 8/22 ,  C23C 8/32
FI (7件):
C21D9/32 A ,  C22C38/00 301N ,  C21D1/06 A ,  C21D1/76 M ,  C22C38/60 ,  C23C8/22 ,  C23C8/32
Fターム (26件):
4K028AA01 ,  4K028AA03 ,  4K028AB01 ,  4K028AB06 ,  4K028AC07 ,  4K028AC08 ,  4K042AA18 ,  4K042BA04 ,  4K042CA02 ,  4K042CA03 ,  4K042CA05 ,  4K042CA06 ,  4K042CA08 ,  4K042CA09 ,  4K042CA10 ,  4K042CA12 ,  4K042CA13 ,  4K042CA14 ,  4K042DA01 ,  4K042DA02 ,  4K042DC02 ,  4K042DC03 ,  4K042DC04 ,  4K042DD03 ,  4K042DE02 ,  4K042DE03
引用特許:
審査官引用 (13件)
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