特許
J-GLOBAL ID:201103003535122612

金属フィラメントの浸漬被覆フィルム厚さを制御するための気体噴射払拭方法,該方法を実施するための装置、および気体噴射払拭ノズル

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浅村 皓 (外3名)
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願平1-217178
公開番号(公開出願番号):特開平2-101152
特許番号:特許第2836854号
出願日: 1989年08月23日
公開日(公表日): 1990年04月12日
請求項(抜粋):
【請求項1】液体金属浴を通過した金属フィラメントを、液体金属浴表面から上方に移動させることにより金属フィラメントに浸漬被覆フィルムを施すに当たり、液体金属浴から出た金属フィラメントを、液体金属浴表面の上位に設置された気体噴射払拭ノズルのフィラメント・オリフィスに連続的に通過させ、該気体噴射払拭ノズルの環状気体通路から噴射される気体を金属フィラメントに当てて表面払拭を行なうことにより、金属フィラメントの浸漬被覆フィルム厚さを制御するための気体噴射払拭方法において、前記気体噴射払拭ノズルが、実質的に鋭い環状縁(17)が会合する、截頭円錐形の環状上表面(13)と環状下表面(15)とを有する上部環状部分(11)と、環状上表面(14)、截頭円錐形の環状下表面(16)、および環状縁(18)を有する下部環状部分(12)と、前記上部環状部分(11)および前記下部環状部分(12)の、互いに隣接する前記環状下表面(15)と前記環状上表面(14)の間に形成され、環状気体オリフィス(20)における前記環状縁(17)と前記環状縁(18)の間がその端部になっている環状気体通路(19)と、前記環状気体オリフィス(20)の軸線と概ね一致するように前記金属フィラメント(25)が上方へ向かって通過するフィラメント・オリフィスとを含み、前記フィラメント・オリフィスが、前記環状縁(17、18)と前記環状気体オリフィス(20)によって画成される、前記気体噴射払拭ノズルにおいて、前記下部環状部分(12)の前記環状上表面(14)と前記環状下表面(16)もまた、前記環状縁(18)を含む実質的に鋭い環状縁で会合しており、(a)前記上部環状部分(11)の前記環状上表面(13)と気体の運動方向との間の内角が(80-x) ゚未満であり、前記運動方向は、前記気体噴射払拭ノズルを軸線に沿う縦断面で見た時に、前記環状気体オリフィス(20)の近傍で、前記下部環状部分(12)の前記環状上表面(14)と、前記上部環状部分(11)の前記環状下表面(15)との間で規定される仮想中心線に概ね一致し、(b)前記下部環状部分(12)の前記環状下表面(16)と、前記仮想中心線との間の内角が(70+x) ゚よりも小さく(ただし、xは、気体噴射払拭ノズルごとに定められる角度であって、前記環状気体オリフィス(20)の軸線に直角に交差する平面と、前記仮想中心線との間の内角である)、前記下部環状部分(12)の前記環状下表面(16)は、使用状態において、液体金属浴(24)に直接対面し、前記環状下表面(16)と、前記環状気体オリフィス(20)の軸線との間の内角が少なくとも20 ゚になるように設定され、前記上部環状部分(11)の前記環状上表面(13)は、該環状上表面(13)と、前記環状気体オリフィス(20)の軸線との間の内角が少なくとも10 ゚になるように設定されていることを特徴とする金属フィラメントの浸漬被覆フィルム厚さを制御するための気体噴射払拭方法。
IPC (2件):
C23C 2/38 ,  C23C 2/18
FI (2件):
C23C 2/38 ,  C23C 2/18

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