特許
J-GLOBAL ID:201103006992523184

エンコーダ装置の高精度化方法及び高精度エンコーダ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西浦 ▲嗣▼晴
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-061582
公開番号(公開出願番号):特開平11-325972
特許番号:特許第3685944号
出願日: 1999年03月09日
公開日(公表日): 1999年11月26日
請求項(抜粋):
【請求項1】 ロータリ式のエンコーダの回転ディスクと前記回転ディスクが固定される回転軸との芯振れが原因で発生する絶対角度誤差を補正してエンコーダ装置の位置検出精度を高めるエンコーダ装置の高精度化方法であって、 前記回転ディスクと前記回転ディスクが固定される前記回転軸との芯振れ量を検出する芯振れ量検出工程と、 前記芯振れ量から絶対角度誤差を決定する絶対角度誤差決定工程と、 前記絶対角度誤差を補正する補正値を決定する補正値決定工程と、 前記エンコーダ装置から出力される絶対角度位置データに前記補正値を加えて前記絶対角度位置データを補正する位置データ補正工程とからなり、 前記芯振れ量検出工程と、前記絶対角度誤差決定工程と前記補正値決定工程は、エンコーダ装置の使用を開始する前に実施し、 前記位置データ補正工程では、前記補正値決定工程で求めた前記補正値を補正値メモリ手段に記憶しておき、リクエスト信号が入力されるごとに、前記エンコーダ装置から出力される前記絶対角度位置データと前記リクエスト信号の発生位置に対応して前記補正値メモリ手段から読み出した前記補正値とを加算し、 前記エンコーダ装置が、電気角で90°位相が異なるサイン波状の複数のエンコーダ信号に基づいて絶対角度位置データを出力するロータリ式のエンコーダと、前記エンコーダから出力される絶対角度位置データ間を更に分割して高分割絶対角度位置データを出力する高分割絶対角度位置データ出力手段とを具備し、 前記高分割絶対角度位置データに前記補正値が加算され、 前記高分割絶対角度位置データ出力手段は、 前記複数のエンコーダ信号に基いて電気角で90°の間隔で発生する信号切り替え信号を生成する切り替え信号生成手段と、 前記複数のエンコーダ信号の中から続いて発生する2つの前記信号切り替え信号の間の期間において変曲点を有しない1つの前記エンコーダ信号を選択して出力する信号切り替え回路と、 前記信号切り替え信号が発生したときに先に選択されていた1つの前記エンコーダ信号の電圧値と次に選択される1つの前記エンコーダ信号の電圧値とをラッチして切り替わり電圧値として記憶する切り替わり電圧値メモリ手段と、 前記リクエスト信号が入力されたときに選択されている前記エンコーダ信号の電圧値と、該エンコーダ信号を選択する基準となった前記信号切り替え信号と、前記リクエスト信号が入力されたときに前記切り替わり電圧値メモリ手段に記憶されている直前の1サイクル分の前記切り替わり電圧値とに基づいて前記リクエスト信号が入力されたときの相対的角度位置データを演算し、この相対的角度位置データを前記リクエスト信号が入力される前に前記エンコーダから出力された前記絶対角度位置データに加算して前記高分割絶対角度位置データとして出力する演算手段とを具備してなるエンコーダ装置の高精度化方法。
IPC (2件):
G01D 5/244 ,  G01D 5/36
FI (2件):
G01D 5/244 F ,  G01D 5/36 W
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平4-086521
  • 特開平3-018125

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