特許
J-GLOBAL ID:201103007392189694

血液処理用半透膜およびそれを用いた血液処理用透析器

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-362961
公開番号(公開出願番号):特開2001-170171
特許番号:特許第4061798号
出願日: 1999年12月21日
公開日(公表日): 2001年06月26日
請求項(抜粋):
【請求項1】疎水性高分子、親水性高分子を構成成分として含んでなる半透膜において、疎水性高分子がポリスルホン系樹脂、親水性高分子がポリビニルピロリドンであり、保湿剤が付着されていない状態で測定された該半透膜の乾燥前透水性能に対する乾燥後透水性能が1/2以上であり、かつ、該親水性高分子の半透膜中からの溶出量が10ppm以下であり、前記透水性能は下記(A)〜(B)の方法にて測定され、さらに、前記溶出量は下記(C)の方法にて測定される血液処理用半透膜。 (A)透水性能の測定 中空糸両端部を封止したガラス管ミニモジュール(本数36本:有効長10cm)の中空糸内側に水圧100mmHgをかけ、外側へ流出してくる単位時間当たりの濾過量を測定し、透水性能を下記の式で算出する。 ここでQW:濾過量(ml)T:流出時間(hr)P:圧力(mmHg)A:膜面積(m2)(中空糸内表面面積換算) (B)乾燥による性能変化の確認 湿潤剤が付着していない場合、そのまま100°Cで24時間乾燥し、付着している場合、中空糸10gを150mlの純水に浸漬し、24時間放置する操作を2回繰り返した後、糸束の状態で、100°Cで24時間乾燥し、その前後での透水性能を測定する。 (C)強制溶出試験における水層に移動した親水性高分子ポリビニルピロリドン濃度の測定 透析モジュールを血液側から透析液側へ純水1リットルで洗浄し、モジュールから取り出した中空糸1gを塩化メチレン10mlに入れ、3時間攪拌して溶解し(仕込量10wt/vol%)、0.1N-塩化アンモニウム溶液(pH9.5)10mlで抽出を行い、そのまま、得られた塩化メチレン-水溶液を超遠心機(20000rpm×15min)で分離し、水層を細孔径0.5ミクロンのフィルターで濾過を行いサンプル液とする。 この溶液を温度23°Cで東ソーTSK-gel-GMPWXL 2本直列につないだ理論段数(8900段×2)のカラムを用い、移動相として0.1N-塩化アンモニウム溶液(pH9.5)、流量 1.0ml/min、サンプル打ち込み量 0.2mlで分析を行う。9種の単分散ポリエチレングリコールを基準物質にして分子量較正を行い、標品のPVPのピーク面積-濃度検量線を作成し、サンプルのPVPピーク面積から水層(5ml)に移動したPVP濃度を求める。PVPが検出されたサンプルは、回収率(水相への移動量)を標品から求め、その回収率を元に水相のPVP濃度から中空糸当たりの溶出量を換算して求める。
IPC (2件):
A61M 1/16 ( 200 6.01) ,  B01D 71/76 ( 200 6.01)
FI (2件):
A61M 1/16 500 ,  B01D 71/76
引用特許:
出願人引用 (6件)
  • 半透膜
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-033739   出願人:東レ株式会社
  • 特開昭63-097634
  • 血液浄化膜
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-363136   出願人:日機装株式会社
全件表示
審査官引用 (4件)
  • 半透膜
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-033739   出願人:東レ株式会社
  • 特開昭63-097634
  • 特開昭63-097634
全件表示

前のページに戻る