特許
J-GLOBAL ID:201103008053262532

インパクト式ねじ締め装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鹿久保 伸一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-182913
公開番号(公開出願番号):特開2011-031369
出願日: 2009年08月05日
公開日(公表日): 2011年02月17日
要約:
【課題】 設定された打撃トルクに基づき精度良く締め付けを行うことができるインパクト式ねじ締め装置を提供する。【解決手段】 ブラシレス直流方式のモータと、衝撃トルクの発生を検知するトルクセンサを有し、トルクセンサの出力を用いて先端工具を所定の締め付けトルクで締め付けるインパクト式ねじ締め装置において、モータの起動時からねじ締め完了に至るまで、区間A、区間B、区間Cの3つのモードに分け、区間Aにおいては、モータの回転数を制限して最高回転よりも低い、一定回転数で締め付けを行い、区間Bでは回転数N(目標値)=N(前回値)+G1×(T(目標値)-T(検出値))で締め付け、締め付けトルクの70%に達成したらいったん回転数を落としてから回転数N(目標値)=N(前回値)+G2×(T(目標値)-T(検出値))、(G1>G2)で回転させて締め付けを行う(但し、T:トルク値(N・m)、G1、2:ゲイン定数)。【選択図】図3
請求項(抜粋):
ブラシレス直流方式のモータと、該モータの回転を制御する制御回路と、前記モータによって駆動されるオイルパルスユニットと、該オイルパルスユニットのシャフトに連結され先端工具が装着される出力軸と、前記出力軸における衝撃トルクの発生を検知するトルクセンサを有し、前記トルクセンサの出力を用いて先端工具を所定の締め付けトルクで締め付けるインパクト式ねじ締め装置において、 (1)前記制御回路は起動時からねじ締め完了に至るまで、区間A、区間B、区間Cの3つのモードに分け、 (2)区間Aにおいては、前記モータの回転数を制限して最高回転よりも低い、一定回転数で締め付けを行い、 (3)前記オイルパルスユニットにおいて最初の打撃が行われたら区間Bの制御に移行させ、下式によって前記モータの目標回転数を設定し、 N(目標値)=N(前回値)+G1×(T(目標値)-T(検出値)) ここで、N:モータの回転数(rpm)、T:トルク値(N・m)、G1:ゲイン定数 この目標回転数における、前記モータへ供給するインバータ回路へのデューティーを、以下の式を用いて設定し、 Duty(目標値)=Duty(前回値)+G2×(N(目標値)-N(検出値)) ここで、G2:ゲイン定数 (4)前記オイルパルスユニットにおいて打撃が行われたときの前記トルクセンサの検出値が、設定された前記締め付けトルクの所定の値に達成したらいったん回転数を下げてから区間Cの制御に移行させ、所定の値以下であったら区間Bの制御を繰り返し、 (5)区間Cにおいては、下式によって前記モータの目標回転数を設定し、 N(目標値)=N(前回値)+G3×(T(目標値)-T(検出値)) ここで、G3:ゲイン定数(但し、G3<G1) この目標回転数における、前記モータへ供給するインバータ回路へのデューティーを、以下の式を用いて設定し、 Duty(目標値)=Duty(前回値)+G4×(N(目標値)-N(検出値)) ここで、G4:ゲイン定数(但し、G4<G2) (6)前記オイルパルスユニットにおいて打撃が行われたときの前記トルクセンサの検出値が、設定された締め付けトルクに達成しなかったら前記区間Cの制御を繰り返し、設定された前記締め付けトルクを超えたら前記モータを停止させる、 ことを特徴とするインパクト式ねじ締め装置。
IPC (3件):
B25B 23/145 ,  B25B 23/14 ,  B25B 23/151
FI (3件):
B25B23/145 B ,  B25B23/14 630G ,  B25B23/151 B
Fターム (1件):
3C038CC05

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