特許
J-GLOBAL ID:201103009104267085

加工性に優れた高強度冷延鋼板およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 植木 久一 ,  菅河 忠志 ,  伊藤 浩彰 ,  植木 久彦 ,  竹岡 明美
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-019505
公開番号(公開出願番号):特開2011-157583
出願日: 2010年01月29日
公開日(公表日): 2011年08月18日
要約:
【課題】伸び(EL)、伸びフランジ性(λ)、および曲げ性(R)の全てがバランス良く改善された加工性全般に優れた引張強度が980MPa以上の高強度冷延鋼板、および該高強度冷延鋼板を製造する技術を提供する。【解決手段】鋼板の金属組織を、ベイナイト、残留オーステナイト、および焼戻しマルテンサイトを含む混合組織とし、特に、金属組織を走査型電子顕微鏡で観察したときに、ベイナイトを、隣接する残留オーステナイトおよび/または炭化物の平均間隔が1μm以上である高温域生成ベイナイトと、隣接する残留オーステナイトおよび/または炭化物の平均間隔が1μm未満である低温域生成ベイナイトとの複合組織として構成し、金属組織全体に対する前記高温域生成ベイナイトの面積率をa、金属組織全体に対する前記低温域生成ベイナイトと前記焼戻しマルテンサイトとの合計面積率bとしたとき、a:20〜80%、b:20〜80%、a+b:70%以上とする。【選択図】図2
請求項(抜粋):
質量%で、 C :0.10〜0.3%、 Si:1.0〜3.0%、 Mn:1.5〜3%、 Al:0.005〜0.2%を含有し、且つ P :0.1%以下、 S :0.05%以下を満足し、 残部が鉄および不可避不純物からなる鋼板であり、 鋼板の金属組織は、ベイナイト、残留オーステナイト、および焼戻しマルテンサイトを含み、 (1)金属組織を走査型電子顕微鏡で観察したときに、 ベイナイトは、隣接する残留オーステナイトおよび/または炭化物の平均間隔が1μm以上である高温域生成ベイナイトと、隣接する残留オーステナイトおよび/または炭化物の平均間隔が1μm未満である低温域生成ベイナイトとの複合組織で構成されており、 金属組織全体に対する前記高温域生成ベイナイトの面積率をa、金属組織全体に対する前記低温域生成ベイナイトと前記焼戻しマルテンサイトとの合計面積率bとしたとき、 a:20〜80%、b:20〜80%、a+b:70%以上 を満足すると共に、 (2)飽和磁化法で測定した残留オーステナイトの体積率が、金属組織全体に対して3%以上 であることを特徴とする加工性に優れた高強度冷延鋼板。
IPC (5件):
C22C 38/00 ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/58 ,  C21D 9/46 ,  C23C 2/06
FI (6件):
C22C38/00 301S ,  C22C38/00 301T ,  C22C38/06 ,  C22C38/58 ,  C21D9/46 G ,  C23C2/06
Fターム (51件):
4K027AA05 ,  4K027AA23 ,  4K027AB02 ,  4K027AB28 ,  4K027AB42 ,  4K037EA01 ,  4K037EA02 ,  4K037EA06 ,  4K037EA09 ,  4K037EA11 ,  4K037EA13 ,  4K037EA14 ,  4K037EA15 ,  4K037EA16 ,  4K037EA17 ,  4K037EA18 ,  4K037EA19 ,  4K037EA20 ,  4K037EA22 ,  4K037EA23 ,  4K037EA25 ,  4K037EA28 ,  4K037EA31 ,  4K037EA32 ,  4K037EA36 ,  4K037EB05 ,  4K037EB07 ,  4K037EB08 ,  4K037EB09 ,  4K037EB11 ,  4K037EB12 ,  4K037EC01 ,  4K037FA03 ,  4K037FC03 ,  4K037FC04 ,  4K037FC05 ,  4K037FD03 ,  4K037FD04 ,  4K037FE01 ,  4K037FE02 ,  4K037FE03 ,  4K037FG01 ,  4K037FH01 ,  4K037FJ01 ,  4K037FJ05 ,  4K037FJ06 ,  4K037FK03 ,  4K037FK06 ,  4K037FK08 ,  4K037GA05 ,  4K037JA07

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