特許
J-GLOBAL ID:201103009826823411

スイッチング電源装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 廣澤 勲
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-245359
公開番号(公開出願番号):特開2011-091974
出願日: 2009年10月26日
公開日(公表日): 2011年05月06日
要約:
【課題】入力急変や負荷急変に対する出力電圧の変動を抑える高速応答性を有し、入力投入時の出力電圧にオーバーシュートや振動が発生するのを回避可能な制御特性を実現する。【解決手段】演算手段30には、負の一次関数等で出力電圧信号Voと出力微分値Vdの関係を規定する制御関数式が定義されている。演算手段30は、主スイッチング素子14のスイッチング周期に同期したタイミングで、入力電圧信号Vi,出力電圧信号Vo,出力微分信号Vdをサンプリングし、以降の主スイッチング素子14のオン時間及びオフ時間を、上記の制御関数式を満足するように算出する。駆動パルス生成手段32は、演算手段30が決定したオン時間及びオフ時間に基づいて、主スイッチング素子14をオン・オフさせる駆動パルスV14を生成する。出力微分信号Vdは、平滑コンデンサ20の電流を検出するコンデンサ電流検出手段34、オブザーバ102回路等を用いて生成する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
オン・オフ動作する主スイッチング素子を含む電力変換回路と、当該オン・オフ動作を制御することによって出力電圧を定電圧化する制御回路とを備えたスイッチング電源装置において、 前記制御回路は、前記主スイッチング素子のオン時間及びオフ時間を決定する演算手段と、前記主スイッチング素子をオン・オフさせる駆動パルスを生成する駆動パルス生成回路とを有し、 前記演算手段には、出力電圧と、当該出力電圧の変化を示す出力微分値とをパラメータとして含み、当該2つのパラメータの関係を、出力電圧の一つの値に対応する出力微分値が一つだけ存在する連続関数式であって、出力電圧がその出力電圧を定電圧化する目標値よりも低い範囲にあるときは、対応する出力微分値が正の値になり、出力電圧が目標値よりも高い範囲にあるときは、対応する出力微分値が負の値になり、出力電圧が目標値に等しいときは、対応する出力微分値がゼロになるように規定する制御関数式が定義され、 前記演算手段は、 主スイッチング素子のスイッチング周期に同期したタイミングで、入力電圧を検出した入力電圧信号と、出力電圧を検出又は推定した出力電圧信号と、出力電圧の変化を検出又は推定した出力微分信号とをサンプリングし、 サンプリングした当該3つの信号に基づいて所定の演算処理を行い、当該サンプリングタイミング以降のスイッチング周期における主スイッチング素子のオン時間及びオフ時間であって、次回又はそれ以降のサンプリングタイミングにおける出力電圧及び出力微分値が前記制御関数式に規定される関係を満たすオン時間及びオフ時間のうちの少なくとも一方を算出し、 前記駆動パルス生成手段は、上記3つの信号のサンプリングタイミング以降のスイッチング周期において、前記演算手段が決定したオン時間及びオフ時間に基づいて前記主スイッチング素子をオン・オフさせるよう、駆動パルスを生成することを特徴とするスイッチング電源装置。
IPC (1件):
H02M 3/155
FI (1件):
H02M3/155 H
Fターム (10件):
5H730AA04 ,  5H730AS05 ,  5H730BB13 ,  5H730DD04 ,  5H730EE59 ,  5H730FD02 ,  5H730FD11 ,  5H730FF06 ,  5H730FG02 ,  5H730FG11

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