特許
J-GLOBAL ID:201103013081482053

疲労特性と黒皮上への化成処理性に優れた高強度熱延鋼板およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件): 青木 篤 ,  石田 敬 ,  古賀 哲次 ,  亀松 宏 ,  中村 朝幸 ,  永坂 友康
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-089612
公開番号(公開出願番号):特開2011-219812
出願日: 2010年04月08日
公開日(公表日): 2011年11月04日
要約:
【課題】疲労特性と黒皮上への化成処理性に優れた高強度の熱延鋼板を提供する。【解決手段】熱延後の鋼板表面から厚さ方向に10〜30μmの範囲において、グロー放電発光分光分析にて検出されるCrの濃度の平均値が母材のCr濃度の1.2倍以上であり、かつ同範囲のフェライト相の平均結晶粒径が板厚の1/4位置におけるフェライト相の平均結晶粒径の1.2倍以上であることを特徴とする熱延鋼板であって、所定の化学成分を有する鋼片を1250°C以下に加熱し、780〜860°Cで終了する仕上げ圧延を行うに際し、連続圧延の最終圧延パスの圧延率を15%以下とし、その後、10°C/s以上の平均冷却速度で600〜720°Cまで冷却し、4〜14秒間の空冷を行い、更に20°C/s以上の平均冷却速度で350〜550°Cまで冷却して巻き取ることによって製造する。【選択図】なし
請求項(抜粋):
質量%にて、 C:0.05〜0.15% Si:0.1%以下 Mn:1.4〜2.5% Al:1.2%以下 Ti:0.02〜0.06% Cr:0.2〜0.8% を含有し、 P:0.05%以下 S:0.005%以下 N:0.01%以下 に制限し、 残部がFeおよび不可避的不純物からなり、引張強さが780MPa以上であり、 その金属組織が、面積率60%以上のフェライト相およびベイナイト組織、または、面積率60%以上のフェライト相、ベイナイト組織および10%以下のマルテンサイト相からなり、 熱延後の鋼板表面から厚さ方向の位置で10〜30μmの範囲において、グロー放電発光分光分析にて検出されるCrの濃度の平均値が母材のCr濃度の1.2倍以上であり、かつ同範囲のフェライト相の平均粒径が板厚の1/4位置におけるフェライト相の平均粒径の1.2倍以上であることを特徴とする、疲労特性と黒皮上への化成処理性に優れた高強度熱延鋼板。
IPC (4件):
C22C 38/00 ,  C22C 38/38 ,  C21D 9/48 ,  B21B 3/00
FI (4件):
C22C38/00 301W ,  C22C38/38 ,  C21D9/48 S ,  B21B3/00 A
Fターム (27件):
4K037EA01 ,  4K037EA05 ,  4K037EA06 ,  4K037EA11 ,  4K037EA15 ,  4K037EA16 ,  4K037EA18 ,  4K037EA23 ,  4K037EA25 ,  4K037EA27 ,  4K037EA31 ,  4K037EB05 ,  4K037EB08 ,  4K037EB11 ,  4K037FA01 ,  4K037FA02 ,  4K037FA03 ,  4K037FB08 ,  4K037FC03 ,  4K037FC04 ,  4K037FD03 ,  4K037FD04 ,  4K037FE01 ,  4K037FE06 ,  4K037FM02 ,  4K037GA02 ,  4K037JA06
引用特許:
出願人引用 (3件)

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