特許
J-GLOBAL ID:201103013900870734

熱損失係数推定装置、熱損失係数推定方法、およびプログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 加藤 浩一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-109016
公開番号(公開出願番号):特開2011-237124
出願日: 2010年05月11日
公開日(公表日): 2011年11月24日
要約:
【課題】 ユーザに煩雑なデータ入力を強いることなく、再現性の高い温度予測を行い、高い精度でQ値を推定することができる熱損失係数推定装置を提供することにある。 【解決手段】 熱損失係数推定部32は、温度計20により測定された暖房室測定データ24、温度計22により測定された建物外部測定データ26、および所定の熱移動モデルを用いてQ値の推定を行う。熱移動モデルは、暖房室51と建物外部53の間に仮想非暖房室52を設けたものであって、仮想非暖房室52とは、熱供給体である暖房装置が停止した際に、暖房室51と建物外部53の間の温度を持つ部屋として仮想的に設定されたものである。測定データを用いて計算式を順次繰り返し計算することにより、各測定タイミングにおける暖房室の温度が暖房室測定データ24と最も近似する場合のβを求め、そのβから最終的にQ値を推定する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
診断対象の建物に関し、暖房装置または冷房装置を停止した以降の所定時間内における複数の測定タイミングで前記建物内の測定室の温度を測定して得られた測定室測定データと、前記測定タイミングに対応するタイミングで建物外部の温度を測定して得られた建物外部測定データを入力する測定データ入力手段と、 前記測定室測定データ、前記建物外部測定データ、および所定の熱移動モデルに基づく複数の方程式を用いて、前記診断対象の建物に関する熱損失係数を推定する熱損失係数推定手段とを有し、 前記熱移動モデルは、 前記測定室と前記建物外部との間に前記建物内の仮想的な部屋を設けることによって、前記測定室から前記建物外部への熱移動を2段階で把握する熱移動モデルであり、 前記熱損失係数推定手段は、 前記方程式における未知数の一部に複数パターンの値を設定するとともに、前記建物外部測定データを用いて、前記パターンごとに前記方程式を計算し、前記測定タイミングごとの前記測定室の温度を求め、 前記方程式の計算により得られた前記測定室の温度と、前記測定室測定データとを前記測定タイミングごとに比較して近似度を求め、 前記近似度が最も高いパターンで使用された前記未知数の値に基づいて、熱損失係数を推定することを特徴とする熱損失係数推定装置。
IPC (4件):
F24F 11/02 ,  G06Q 50/00 ,  G06F 19/00 ,  E04B 1/74
FI (4件):
F24F11/02 103D ,  G06F17/60 104 ,  G06F19/00 110 ,  E04B1/74 Z
Fターム (2件):
2E001DD01 ,  3L061BA05

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