特許
J-GLOBAL ID:201103013920850446

1,1,1,2-テトラフルオロプロペンの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 鮫島 睦 ,  田村 恭生 ,  吉田 環
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-525122
公開番号(公開出願番号):特表2011-507802
出願日: 2008年12月22日
公開日(公表日): 2011年03月10日
要約:
ヘキサフルオロプロペン(HFP)を原料として用い、水素化、脱HFおよび蒸留により、1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFC-1234yf)を得る。HFPの水素化により、1,1,1,2,3,3-ヘキサフルオロプロパン(HFC-236ea)を得、HFC-236eaの脱HFにより1,1,1,2,3-ペンタフルオロプロペン(HFC-1225ye)を得、HFC-1225yeの水素化により1,1,1,2,3-ペンタフルオロプロパン(HFC-245eb)を得、HFC-245ebの脱HFによりHFC-1234yfを得るという一連の反応において、これら水素化および脱HFをそれぞれ1つの工程で実施し、その後、蒸留によりHFC-1234yfを得ることができる。あるいは、HFPの水素化によりHFC-245ebを直接得、HFC-245ebを蒸留分離し、脱HFによりHFC-1234yfを得ることもできる。これにより、HFC-1234yfをより高選択的に製造することができる。
請求項(抜粋):
1,1,1,2-テトラフルオロプロペンの製造方法であって、 a)原料のヘキサフルオロプロペンを1,1,1,2,3-ペンタフルオロプロペンと共に還元触媒の存在下にて水素化して、1,1,1,2,3,3-ヘキサフルオロプロパンおよび1,1,1,2,3-ペンタフルオロプロパンを含む反応混合物を得る工程、 b)工程a)より得た反応混合物を脱HF反応に付して、1,1,1,2,3-ペンタフルオロプロペンおよび1,1,1,2-テトラフルオロプロペンを含んで成る反応混合物を得る工程、 c)工程b)より得た反応混合物を蒸留に付して、1,1,1,2-テトラフルオロプロペンを含む第1Aフラクションと、1,1,1,2,3-ペンタフルオロプロペンを含む第2Aフラクションとに分離する工程、および d)第2Aフラクションに含まれる1,1,1,2,3-ペンタフルオロプロペンを工程a)に用いる工程 を含み、1,1,1,2-テトラフルオロプロペンを第1Aフラクション中に得る方法。
IPC (3件):
C07C 17/383 ,  C07C 21/18 ,  C07C 17/25
FI (3件):
C07C17/383 ,  C07C21/18 ,  C07C17/25
Fターム (12件):
4H006AA02 ,  4H006AC11 ,  4H006AC13 ,  4H006AD11 ,  4H006BA25 ,  4H006BA61 ,  4H006BD40 ,  4H006BD52 ,  4H006BD70 ,  4H006EA03 ,  4H039CA19 ,  4H039CB10
引用特許:
出願人引用 (8件)
  • 国際公開第2007/056194号パンフレット
  • 米国特許出願公開第2007/0179324号明細書
  • 国際公開第2007/086972号パンフレット
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