特許
J-GLOBAL ID:201103018485449671

液体噴射装置のパルス設定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 津久井 照保
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-110868
公開番号(公開出願番号):特開2011-235594
出願日: 2010年05月13日
公開日(公表日): 2011年11月24日
要約:
【課題】ノズル列毎に特性ばらつきが生じていても、液体流路内に存在する気泡の排出性を確保することが可能な液体噴射装置のパルス設定方法を提供する。【解決手段】気泡発生駆動パルスを圧電振動子に印加する気泡発生工程S10と、検査用駆動パルス群をノズル列に対応した圧電振動子毎に印加する検査フラッシングS20と、噴射駆動パルスを印加することで各ノズルから所定の状態としてインクが噴射されたか否かを検査する噴射不良検査工程S30と、噴射不良検査工程によってノズルから所定の状態としてインクが噴射されなかったと判断された場合に、検査用駆動パルスの波形要素を変更して検査フラシングに戻る一方、ノズルから所定の状態としてインクが噴射されたと判断された場合に、検査フラッシングで用いられた検査用駆動パルス群のうち少なくとも何れかの検査用駆動パルスをフラッシング用駆動パルスとして設定するパルス設定工程S40とを含む。【選択図】図7
請求項(抜粋):
複数のノズルから構成されるノズル群を複数列設し、各ノズルに連通する圧力室の容積を変動させる圧力発生手段を駆動することで前記ノズルから液体を噴射して着弾対象に着弾させる液体噴射ヘッドと、前記圧力発生手段を駆動する駆動パルスを含む駆動信号を発生する駆動信号発生部と、を備えた液体噴射装置のパルス設定方法であって、 前記駆動信号発生部は、噴射駆動パルスを前記圧力発生手段に印加することで前記着弾対象に向けて液体を噴射する噴射処理とは別に、前記液体噴射ヘッドの液体流路内の気泡を除去する第1の駆動パルスと、当該第1の駆動パルスが決定される前の暫定的な第2の駆動パルスを複数種類含む第2の駆動パルス群と、前記ノズルから液体内に気泡を意図的に取り込むことができる第3の駆動パルスと、を発生可能であり、 前記第2の駆動パルスは、前記圧力室の容積が変化するように電圧を変化させる第1の電圧変化要素と、電圧を一定値で維持する電圧維持要素と、第1の電圧変化要素によって電圧が変化した方向とは反対方向に電圧を変化させる第2の電圧変化要素と、を含み、 前記第2の駆動パルス群を構成する各第2の駆動パルスは、各波形要素の少なくとも何れか1つがそれぞれで異なり、 前記第3の駆動パルスを前記圧力発生手段に印加する第1の工程と、 前記第2の駆動パルス群を前記ノズル群に対応した前記圧力発生手段毎に印加する第2の工程と、 前記第2の工程の後に、前記噴射駆動パルスを前記圧力発生手段に印加することで、各ノズルから所定の状態として液体が噴射されたか否かを検査する第3の工程と、 前記第3の工程によって前記ノズルから所定の状態として液体が噴射されなかったと判断された場合に、前記第2の駆動パルスの波形要素のうちの少なくとも1つのパラメーターを変更して前記第2の工程に戻る一方、前記ノズルから所定の状態として液体が噴射されたと判断された場合に、前記第2の工程で用いられた第2の駆動パルス群のうち少なくとも何れかの第2の駆動パルスを前記ノズル群に対応する前記第1の駆動パルスとして設定する第4の工程と、を含むことを特徴とする液体噴射装置のパルス設定方法。
IPC (3件):
B41J 2/175 ,  B05C 5/00 ,  B05C 11/10
FI (3件):
B41J3/04 102Z ,  B05C5/00 101 ,  B05C11/10
Fターム (17件):
2C056EA14 ,  2C056EB40 ,  2C056EC38 ,  2C056EC54 ,  2C056FA04 ,  2C056JC23 ,  4F041AA02 ,  4F041AB01 ,  4F041BA02 ,  4F041BA10 ,  4F041BA13 ,  4F041BA36 ,  4F042AA02 ,  4F042AB00 ,  4F042BA12 ,  4F042CA07 ,  4F042CB10

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