特許
J-GLOBAL ID:201103019040204586
金属材料の長寿命疲労強度設計法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
加藤 久
, 久保山 隆
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-175147
公開番号(公開出願番号):特開2011-221044
出願日: 2011年08月10日
公開日(公表日): 2011年11月04日
要約:
【課題】機械部品の使用想定寿命に応じたODA(金属顕微鏡観察で黒く見える水素影響領域)寸法の拡大を考慮することにより、設定する耐用年数に応じた最適な機械部品を設計可能とした金属材料の長寿命疲労強度設計法の提供。【解決手段】疲労試験結果から破断までの応力繰り返し数とトラップした水素が影響を及ぼしている介在物の周囲の水素影響領域の寸法との関数関係を求め、さらに、金属材料を用いる機械部品の使用想定応力繰り返し数に対応する介在物の拡大後の寸法である等価欠陥寸法を前記関数関係により求め、等価欠陥寸法を許容応力などの長寿命疲労強度の算定に使用して機械部品を設計することにより、機械部品の使用想定寿命に応じたODA寸法の拡大を考慮した破断寿命設計を行うことが可能となる。【選択図】図4
請求項(抜粋):
周囲に水素をトラップした非金属介在物を含む金属材料の長寿命疲労強度設計法であって、
疲労試験結果から破断までの応力繰り返し数と前記トラップした水素が影響を及ぼしている非金属介在物の周囲の水素影響領域の寸法との関数関係を、前記破断までの応力繰り返し数Nfおよび前記金属材料に含まれる非金属介在物のうち破断起点となった非金属介在物の面積A0と前記水素影響領域の面積A1とを合わせた面積A0+A1の平方根で表した等価欠陥寸法√area'に対する前記破断起点となった非金属介在物の面積A0の平方根で表した介在物の初期寸法√areaの比√area'/√areaをそれぞれ軸にとってプロットしたグラフに基づいて求める第1のステップ、
前記金属材料を用いる機械部品の使用想定応力繰り返し数に対応する非金属介在物の拡大後の寸法である等価欠陥寸法を前記関数関係により求めるに際し、前記グラフのNf軸上に前記使用想定応力繰り返し数をとって前記関数関係により対応する√area'/√area軸上の値を求めることにより介在物の初期寸法√areaに対する等価欠陥寸法√area'を求める第2のステップ、
前記等価欠陥寸法を許容応力などの超長寿命疲労強度の算定に使用して前記機械部品を設計する第3のステップからなることを特徴とする金属材料の長寿命疲労強度設計法。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (5件):
2G061AB05
, 2G061BA01
, 2G061CA01
, 2G061DA11
, 2G061DA12
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