特許
J-GLOBAL ID:201103022630128860

CCR5モジュレータとしてのアザビシクロアルカン

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件): 社本 一夫 ,  増井 忠弐 ,  小林 泰 ,  千葉 昭男 ,  富田 博行 ,  村上 清
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-590634
特許番号:特許第3602795号
出願日: 1999年12月23日
請求項(抜粋):
【請求項1】式(I)の化合物:又はその薬学的に許容しうる塩[式中、[Region α]は、下式の部分であり:;;化1::式中:記号「*」は、以下で定義されるRegion βへの式(2.0.0)の部分の結合点を示し;R4はH又はC1-C2アルキルであり;R6はH、C1-C2アルキル、C1-C2アルコキシ、-CN、-OH又は-CONH2であり;Aはフェニルであって、フルオロ、クロロ、-CO2R4、-OH、-CN、-CONR4aR4b、-NR4aR4b、-NR4aCOR4b、-NR4aCO2R4b、-NR4aS(O)pR4b、-S(O)pNR4aR4b、C1-C4アルキル、C1-C4アルコキシ、C1-C2アルコキシカルボニル、C1-C2アルキルカルボニル及びC1-C2アルキルカルボニルオキシからなる群より選択される4つ以下の置換基で置換されていてもよく、該C1-C4アルキル及びC1-C4アルコキシは、各々独立にフルオロ及びクロロより選択される3つ以下の置換基で置換されていてもよく;pは0、1又は2であり;R4a及びR4bは、各々独立に、H及びC1-C2アルキルより選択され;R5aは、直接結合、-CO-又は-SO2-であり;W1は、(i)直接結合であるか;又は(ii)R5aが-CO-又は-SO2である場合、2つ以下の置換基R23で置換されていてもよい-C1-C3アルキレン-であるか;又は(iii)式(2.0.6)から(2.0.16)までより独立に選択される部分であり:;;化2::ここで:記号“→”は部分式(2.0.0)内の窒素原子への部分W1の結合点を示し、そして記号“*”は部分式(2.0.0)の他の残りの部分への部分W1の結合点を示し;R23はフルオロ、クロロ、-CO2R4、-OH、-CN、C1-C4アルコキシ、C3-C7シクロアルキル又はフェニルであって、該C1-C4アルコキシ、C3-C7シクロアルキル及びフェニルは2つ以下の置換基R11で置換されていてもよく;ここで:R11はフルオロ、クロロ、-CO2R4、-OH、-CN、-CONR4aR4b、-NR4aR4b、-NR4aCOR4b、-NR4aCO2R4b、-NR4aS(O)pR4b、-S(O)pNR4aR4b、ジメチルを含むC1-C4アルキル、C1-C4アルコキシ、C1-C2アルコキシカルボニル、C1-C2アルキルカルボニル又はC1-C2アルキルカルボニルオキシであって、該C1-C4アルキル及びC1-C4アルコキシは、各々独立に、フルオロ及びクロロより選択される3つ以下の置換基で置換されていてもよく;R24は、H又はC1-C4アルキルであり;R25及びR26は、各々独立に、-OH、C1-C2アルキル又はC1-C2アルコキシであって、該C1-C2アルキルはフルオロ及び-OHより選択される3つ以下の置換基で置換されていてもよく;並びにR27は、(i)C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル又はC2-C6アルキニルであって、各々は3つ以下の置換基R28で置換されていてもよいものであるか;又は(ii)-(CH2)n-(C3-C7シクロアルキル)であり、ここで、(a)該C3-C7シクロアルキルは、3つ以下の置換基R28で置換されていてもよく;(b)nは0、1又は2であり;(c)nが0の場合、該C3-C7シクロアルキルのα炭素はC1-C4アルキル及びフェニルより選択される1つの置換基で置換されていてもよく、ここで、該C1-C4アルキル及びフェニルは、-CH3、-OCH3、-OH及び-NH2より選択される1つ又は2つの置換基で置換されていてもよく;そして(d)nが1又は2の場合、その結果として生じるメチレン又はエチレンは、-NH2、-N(CH3)2、-OH、-OCH3、C1-C4アルキル及びフェニルより選択される1つの置換基で置換されていてもよく、該C1-C4アルキル及びフェニルは、-CH3、-OCH3、-OH及び-NH2より選択される1つ又は2つの置換基で置換されていてもよく;又は(iii)フェニル、フリル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、オキセタニル、チエニル、ピロリル、ピロリジニル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピペラジニル、ピリミジニル、ピラニル、アゼチジニル、モルホリニル、パラチアジニル、インドリル、インドリニル、ベンゾ[b]フラニル、2,3-ジヒドロベンゾフラニル、ベンゾチエニル、1H-インダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾキサゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンズチアゾリル、キノリニル、イソキノリニル、フタラジニル、キナゾリニル又はキノキサリニルであって、各々は、(a)いずれかの1つ以上の炭素原子上で、3つ以下の置換基R28で;(b)該複素環部分の結合点ではないいずれかの1つ以上の窒素原子上で、3つ以下の置換基R13bで;又は(c)該複素環部分の結合点ではないいずれかのイオウ原子上で、2つ以下の酸素原子で置換されていてもよく、ここで:R28は、フェニル、フルオロ、クロロ、オキソ、-OH、C1-C2アルキル、C1-C3アルコキシ、-CO2R29、-CO(C1-C4)アルキル、-SO2(C1-C4)アルキル、-CONR29R30、-NR29R30、-NR29COR30、-NR29CO2R30、-NR29S(O)pR30又は-S(O)2NR29R30であり;R29及びR30は、H、又はフルオロ及びクロロより選択される3つ以下の置換基で置換されていてもよいC1-C4アルキルであり;R13bは、H、C1-C4アルキル、C2-C4アルケニル、C1-C2アルコキシ、C3-C7シクロアルキル、-CO(C1-C4)アルキル、-SO2(C1-C4)アルキル又はフェニルであって、ここで、該C1-C4アルキル、C2-C4アルケニル、C1-C2アルコキシ、C3-C7シクロアルキル及びフェニルは、2つ以下の置換基R11で置換されていてもよく;[Region β]は、部分式(3.0.0)のアルキル橋かけ要素であり:;;化3::式中:“*”は、Region αへの部分式(3.0.0)の部分の結合点を表す記号であり;“→”は、Region γへの部分式(3.0.0)の部分の結合点を表す記号であり;R40及びR41はH、ジメチルを含むC1-C2アルキル、ヒドロキシ及びC1-C3アルコキシからなる群より独立に選択され;[Region γ]は、部分式(4.2.0)のアザ-ビシクロ部分であり:;;化4::式中:“*”は、Region βへの部分式(4.2.0)の部分の結合点を表す記号であり;“→”は、部分式(4.2.0)の部分の炭素原子のいずれかからRegion δへの共有結合を表す記号であり;W4は、直接結合であるか、又は部分式(4.2.1)から(4.2.6)からなる群より独立に選択されるメンバーであり:;;化5::ここで:R52は、H;フェニル;C1-C2アルコキシ及び-CO2R4より独立に選択される0若しくは1つの置換基で置換されているC1-C4アルキル;C3-C6シクロアルキル;-CO2R4;→O;CO(C1-C3)アルキル;-CONR4aR4b;-S(O)(C1-C4)アルキル及びC1-C2アルキルカルボニルからなる群より選択されるメンバーであって、ここで、R4、R4a及びR4bは上で定義される通りであるが、独立した基準で選択され;R51は存在しないか、又はC1-C2アルコキシ及び-CO2R4(R4は上で定義される通りである)より独立に選択される0若しくは1つの置換基で置換されているC1-C4アルキル;並びに→Oからなる群より選択されるメンバーであり(置換基R51が存在する場合、窒素原子が四級形態にあることは理解される);並びにk、l及びmは、各々、0、1、2及び3より選択される整数であり;[Region δ]は、以下のものからなる群より選択されるメンバーであり:A.部分式(5.0.0)から(5.0.10)の2窒素原子含有5員複素環部分:;;化6::ここで:記号“*”は、Region γへの部分式(5.0.0)から(5.0.10)までの部分の各々の結合点を示し;R60bからR60gまで、R60k及びR60lは、各々、H、-CO2R4、-CONR4aR4b、-S(O)pNR4aR4b(ここで、R4、R4a及びR4bは上で定義される通りであるが、独立した基準で選択される)、→O、C1-C2アルキルカルボニル、C1-C4アルキル、-(CH2)n-(C3-C7シクロアルキル)、-C2-C3アルケニル、-(CH2)n-(フェニル)及び-(CH2)n-(HET1)(ここで、nは0、1及び2より独立に選択される整数である)からなる群より選択されるメンバーであって、ここで、該C1-C4アルキル、アルケニル、シクロアルキル、フェニル及びHET1(ヘテロシクリル)基は0〜3つの置換基R66で独立に置換され、ここで:HET1は、チエニル、オキサゾリル、イソキザゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、パラチアジニル及びモルホリニルからなる群より選択されるヘテロシクリル基であり;R66は、フルオロ、クロロ、-OH、-CN、-CO2R68、-CONR68R69、-NR68R69、-NR68COR69、-NR68CO2R69、-NR68S(O)2R69、-S(O)2NR68R69、ジメチルを含むC1-C4アルキル及びC1-C4アルコキシからなる群より選択されるメンバーであって、該アルキル及びアルコキシは、各々独立に、フルオロ及びクロロ、C1-C2アルコキシカルボニル、C1-C2アルキルカルボニル並びにC1-C2アルキルカルボニルオキシより独立に選択される0〜3つの置換基で置換され;ここで、R68及びR69は、各々、H及びC1-C2アルキルからなる群より選択されるメンバーであり;並びにR61a、R61d、R61e、並びにR61hからR61lまで、R64aからR64lまで、R65aからR65cまで、及びR65gからR65iまでは、各々、H、-OH、-CF3、-CN、C1-C3アルコキシ、-CO2R4、-CONR4aR4b、-NR4aR4b、-NR4aCOR4b、-NR4aCO2R4b、-NR4aS(O)pR4b、-S(O)pNR4aR4b{ここで、R4、R4a及びR4bは、上でさらに定義される通りであるが、独立した基準で選択される}、C1-C4アルキル、-(CH2)n-(C3-C7シクロアルキル)、C2-C3アルケニル、-(CH2)n-(フェニル)及び-(CH2)n-(HET1){ここで、nは0、1及び2より選択される整数である}からなる群より選択されるメンバーであって、ここで、該C1-C4アルキル、アルケニル、シクロアルキル、フェニル及びHET1(ヘテロシクリル)基{ここで、HET1(ヘテロシクリル)基は上で定義される通りである}は0〜3つの置換基R66で独立に置換され;ここで、R66は、上で定義される通りであるか;又はR64aからR64cまで、R64gからR64iまで、R65aからR65cまで及びR65gからR65lまでは、同じ下付き文字で命名される対をまとめて考えて、部分式(5.0.0)から(5.0.2)、及び(5.0.6)から(5.0.8)の部分の残りの部分と共に、ベンズイミダゾリル、プリニル、すなわちイミダゾピリミジニル及びイミダゾピリジニルからなる群より独立に選択されるメンバーからなる融合二環式環系を形成してもよく、ここで、該融合二環式環系は、0〜3つの置換基R66で独立に置換され、R66は、上でさらに説明されるものと、それらより独立に選択されることを除いて、同じ意味を有する;B.以下のものからなる群より選択される(置換)-アミド、カルバメート又は尿素部分:1.部分式(5.1.0)のアルキル-、シクロアルキル-及びアルケニル-(置換)-アミド、カルバメート又は尿素部分:;;化7::ここで:記号“*”は上で定義される通りであり;R73は、H及びC1-C2アルキルからなる群より選択されるメンバーであり;W5は、部分式(5.1.1)から(5.1.12)の部分からなる群より選択され:;;化8::ここで:記号“→”は部分式(5.1.0)内の窒素原子への、部分式(5.1.1)から(5.1.12)までで表される部分W5の結合点を示し;そして記号“*”は以下でさらに定義されるR77への部分W5の結合点を示し;R74及びR75は、各々、H;-OH及びC1-C2アルコキシより独立に選択される0又は1つの置換基で置換されているC1-C2アルキルからなる群より選択され;並びにR77はC1-C6アルキル、C2-C6アルケニル及び-(CH2)n-(C3-C7シクロアルキル){ここで、nは0、1及び2より選択される整数である}からなる群より選択されるメンバーであって、R77を構成する該アルキル、アルケニル及びシクロアルキル基は、0〜3つの置換基R78で置換され;ここで、R78は、オキソ、-OH、C1-C2アルキル、C1-C3アルコキシ、-CF3、-CO2R79、-CONR79R80、-NR79R80、-NR79COR80、-NR79CO2R80、-NR79S(O)2R80及び-S(O)2NR79R80からなる群より選択されるメンバーであり;ここで、R79及びR80は、各々、H及びC1-C4アルキルからなる群より独立に選択されるメンバーである;並びに2.部分式(5.2.0)のアリール及びヘテロシクリル-(置換)-アミド、カルバメート又は尿素部分:;;化9::ここで:記号“*”、R73及びW5は、上記部分式(5.1.0)の定義の下にあるものと、それらより独立に選択されることを除いて、同じ意味を有し;そしてW5の下で記号“→”及び“*”は部分式(5.1.0)の下で定義される通りであり;並びにR82は、フェニル、シンノリニル、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、イミダゾリニル、ピラゾリル、ピラゾリニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、パラチアジニル、インドリル、イソインドリル、インドリニル、ベンゾ[b]フラニル、2,3-ジヒドロベンゾフラニル、ベンゾ[b]チオフェニル、1H-インダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンズチアゾリル、キノリニル、イソキノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニルからなる群より選択されるメンバーであって、ここで、該アリール又はヘテロシクリル部分は0〜3つの置換基R78で置換され、R78は上で定義される通りであるが、独立した基準で選択される;又はC.以下のものからなる群より独立に選択される(置換)-ヘテロシクリル部分:1.部分式(5.3.0)のヘテロシクリル部分:;;化10::ここで:記号“*”はRegion γへの部分式(5.3.0)の結合点を示し、QはN、O若しくはSであり;部分式(5.3.0)は以下のものを表し:a.合計で5つのメンバーからなる単環式複素環基であって、該メンバーの1つは窒素であり、そして該メンバーの第2のものはO及びSより選択され、該Sはスルホネート形態であってもよく、該複素環基は、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル及びイソ-チアゾリルからなる群より選択される単環式複素環基であるもの;又はb.合計で5つのメンバーからなる単環式複素環基であって、該メンバーの2つは窒素であり、かつ該メンバーの第3若しくは第4のものはN、O及びSより独立に選択され、該Sはスルホネート形態、-S(O)2であってもよく、該複素環基は、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル及びチアジアゾリルからなる群より独立に選択される単環式複素環基であるもの;並びにR90a及びR90bは、各々、H、-C1-C2アルキルカルボニル、-C1-C4アルキル、-(CH2)n-C3-C7シクロアルキル、-C2-C3アルケニル、-(CH2)n-(フェニル)及び-(CH2)n-(HET2){ここで、nは0、1及び2より独立に選択される整数である}からなる群より独立に選択されるメンバーであり、ここで、該C1-C4アルキル、アルケニル、シクロアルキル、フェニル及びHET2基は、0〜3つの置換基R91で独立に置換され;並びにjは0、1又は2であり;ここで、HET2は、チエニル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、パラチアジニル及びモルホリニルからなる群より選択される複素環基であり;R91は、フルオロ、クロロ、-CO2R4、-OH、-CN、-CONR93R94、-NR93R94、COC1-C4アルキル、-NR93COR94、-NR93CO2R94、-NR93S(O)R94、-S(O)NR93R94、ジメチルを含むC1-C4アルキル及びC1-C4アルコキシからなる群より選択され、ここで、該アルキル及びアルコキシは、各々独立に、フルオロ及びクロロ、C1-C2アルコキシカルボニル、C1-C2アルキルカルボニル、並びにC1-C2アルキルカルボニルオキシより独立に選択される0〜3つの置換基で置換され;R93及びR94は、各々、H及びC1-C2アルキルからなる群より独立に選択されるメンバーである;並びに2.部分式(5.4.0)のヘテロシクリル部分:;;化11::ここで、R90a、R90b及びjは上記と同じ意味を有し、並びにQはN、O又はSである]。
IPC (5件):
C07D 403/04 ,  C07D 451/04 ,  C07D 487/22 ,  C07D 498/08 ,  C07D 513/08
FI (5件):
C07D 403/04 ,  C07D 451/04 ,  C07D 487/22 ,  C07D 498/08 ,  C07D 513/08

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