特許
J-GLOBAL ID:201103022837799551
溶接熱影響部の靭性に優れた厚鋼板
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (6件):
竹中 芳通
, 亀岡 誠司
, 武仲 宏典
, 坂谷 亨
, 梶 良之
, 須原 誠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-088347
公開番号(公開出願番号):特開2011-219797
出願日: 2010年04月07日
公開日(公表日): 2011年11月04日
要約:
【課題】大入熱溶接を行った場合であっても、HAZ靭性の平均値並びに最小値を向上させることができる溶接熱影響部の靭性に優れた厚鋼板を提供する。【解決手段】所定の化学成分組成を満足し、A=104×{[Ti]-0.7×([O]-0.09×[Al]-0.16×[Ca]-0.07×[REM]-0.04×[Zr])}×[N]という式から求められるA値が0.4〜2.4であり、酸素を除く構成元素が、3%<N、5%<Ca<40%、5%<REM<50%、5%<Zr<40%、2<Ti/Nを満たす介在物を含有し、その介在物のうち円相当径が2μm未満の介在物が300個/mm2以上、円相当径が2μm以上の介在物が100個/mm2以下存在する。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
質量%で、C:0.03〜0.12%、Si:0.25%以下(0%を含む)、Mn:1.0〜2.0%、P:0.03%以下(0%を含まない)、S:0.015%以下(0%を含まない)、Al:0.05%以下(0%を含む)、Ti:0.010〜0.080%、REM:0.0003〜0.02%、Zr:0.0003〜0.02%、Ca:0.0005〜0.010%、N:0.002〜0.020%を含有し、残部が鉄および不可避的不純物である厚鋼板であって、
A=104×{[Ti]-0.7×([O]-0.09×[Al]-0.16×[Ca]-0.07×[REM]-0.04×[Zr])}×[N]という式から求められるA値が、0.4≦A≦2.4を満足すると共に、
酸素を除く構成元素が、質量%で、3%<N、5%<Ca<40%、5%<REM<50%、5%<Zr<40%、2<Ti/Nを満たす介在物を含有し、且つ、前記介在物のうち、円相当径が2μm未満の介在物が300個/mm2以上、円相当径が2μm以上の介在物が100個/mm2以下、存在することを特徴とする溶接熱影響部の靭性に優れた厚鋼板。
但し、上式で[ ]は各元素の含有量(質量%)を示す。
IPC (3件):
C22C 38/00
, C22C 38/14
, C22C 38/58
FI (3件):
C22C38/00 301B
, C22C38/14
, C22C38/58
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