特許
J-GLOBAL ID:201103023922083480

光子放射の周辺線量当量を測定するための局所線量計および読取方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件): 岡部 讓 ,  岡部 正夫 ,  加藤 伸晃 ,  朝日 伸光 ,  三山 勝巳 ,  ▲濱▼口 岳久
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-533478
公開番号(公開出願番号):特表2011-503590
出願日: 2008年11月07日
公開日(公表日): 2011年01月27日
要約:
本発明は、散乱体と、好ましくはLiFチップである少なくとも1つの検出素子ペアを備えた検出カードとを具備する、光子放射の周辺線量当量(H*(10))を測定するための局所線量計に関し、その際、両方の検出素子のうち第1の検出素子は、光子放射をスペクトル的にフィルタ処理するために2つのフィルタフィルムの間に位置決めされており、両方の検出素子のうち第2の検出素子は、第1の検出素子のようにそのようなフィルタフィルムの間に配置されてはおらず、したがって第2の検出素子上に当たる光子放射は、第1の検出素子上に当たるスペクトル的にフィルタ処理された光子放射とは異なるスペクトル分布を有する。特に30keV未満の範囲内、場合によっては1.3MeV超の範囲内で最適化された応答挙動を達成するために、両方の測定値が加重して加算される。
請求項(抜粋):
光子放射(P)のための散乱体(30)と、 測定すべき光子放射(P)に対して同じ応答挙動を有する光子放射感受性検出素子(12、14)の少なくとも1つの第1のペア(10)を備えた検出カード(2)と を具備する、光子放射(P)の周辺線量当量(H*(10))を測定するための局所線量計(1)であって、 前記検出カード(2)がカード平面(E)を定義しており、前記両方の検出素子(12、14)が前記検出カード(2)上のカード平面(E)内で並んでまたは上下に配置されており、散乱体(30)および検出素子(12、14)から成る構成体が、カード平面(E)に関して基本的に鏡面対称に組み立てられており、したがって前記両方の検出素子(12、14)が、光子放射に対しカード平面(E)の両側で同様の感受性を有し、これによりほぼ360°の角度範囲での光子放射(P)の測定を達成し、 前記両方の検出素子のうち第1の検出素子(12)が2つのフィルタフィルム(52a、52b)の間に位置決めされており、したがって前記第1の検出素子(12)上に当たる光子放射(P)は、光子放射(P)が前記第1の検出素子(12)上に前方から当たるかまたは後方から当たるかに応じて、前記一方のフィルタフィルム(52a)または前記もう一方のフィルタフィルム(52b)によってフィルタ処理され、前記両方のフィルタフィルム(52a、52b)がそのスペクトルフィルタ作用に関して同一に形成されており、これにより前方および後方からの光子放射(P)に対して同じスペクトルフィルタ作用を達成し、 前記両方の検出素子のうち第2の検出素子(14)が、前記第1の検出素子(12)のように前記フィルタフィルム(52a、52b)の間に配置されてはおらず、したがって前記第2の検出素子(14)上に当たる光子放射(P)が、前記第1の検出素子(12)上に当たるスペクトル的にフィルタ処理された光子放射(P)とは異なるスペクトル分布を有する、局所線量計(1)。
IPC (1件):
G01T 1/02
FI (1件):
G01T1/02 B
Fターム (5件):
2G088EE08 ,  2G088FF04 ,  2G088FF15 ,  2G088JJ08 ,  2G088KK29
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 放射線検出器
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-102883   出願人:アロカ株式会社
  • 熱蛍光線量計用ホルダー
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-116978   出願人:化成オプトニクス株式会社
  • 特開平2-112786
引用文献:
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