特許
J-GLOBAL ID:201103027035556825

感情推定システム及びそれを利用した学習システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 齊藤 誠一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-188598
公開番号(公開出願番号):特開2011-039934
出願日: 2009年08月17日
公開日(公表日): 2011年02月24日
要約:
【課題】学習者等の感情を高精度かつ高信頼に推定することが可能な感情推定システム及び学習システムを提供する。【解決手段】顔画像データを取得可能なカメラ5と、カメラ5で撮影した被験者の顔画像データから平均変化率を算出する平均変化率算出手段21と、複数の被験者の顔特徴点の平均変化率と感情との相関行列から感情推定に用いる複数の異なる感情対に対応する顔特徴点を抽出して絞り込みを行うと共に、他方、平均変化率の大小により2つに分けた各グループ内の平均値及び分散共分散行列を算出して構成した推定基準量データベース31と、カメラ5によって得られた顔画像データに基づいて被感情推定者がいずれのグループに属するかを判定する判定手段23と、判定手段23の判定結果に基づいて推定基準量データベース31のうち被感情推定者が属するグループのデータを用いて感情を推定する感情推定手段25とを備えてなる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
人の感情をその表情の変化に基づいて推定する感情推定システムにおいて、 被験者の表情の変化を撮影し、その表情の変化を顔画像データとして取得可能なカメラと、 前記カメラで撮影した前記被験者の顔画像データから、予め複数選定した顔の所定部位である顔特徴点が表情の変化に伴ってそれぞれ移動した各変化量について所定時間当たりの平均値を平均変化率として算出する平均変化率算出手段と、 複数の被験者における前記平均変化率算出手段によって算出した前記顔特徴点の平均変化率と、そのときの感情であってSD法に基づく主観評価によって特定した感情との相関行列から感情推定に用いる複数の異なる感情対に対応する顔特徴点を相関の強弱に基づいて抽出し、抽出した前記顔特徴点の中からさらに各感情対で相関に差違が見られ且つ相関が強い顔特徴点を感情推定に用いるための顔特徴点として絞り込みを行い、他方、各顔特徴点の前記平均変化率の小さな被験者と大きな被験者とを所定の基準に基づいて相対的に2つのグループに分けると共に前記2つのグループ内のそれぞれの平均変化率の平均値及び分散共分散行列を算出して構成した推定基準量データベースと、 感情推定を行うための被感情推定者の表情を前記カメラで撮影して得られた顔画像データに基づいて前記平均変化率算出手段によって算出された当該被感情推定者の各顔特徴点の平均変化率から当該被感情推定者が平均変化率の小さなグループに属するか平均変化率の大きなグループに属するかを前記所定の基準に基づいて判定する判定手段と、 前記判定手段によって判定された結果に基づいて前記推定基準量データベースのうち当該被感情推定者が属するとされたグループのデータを用いて当該被感情推定者の感情を推定する感情推定手段と、 を備えてなることを特徴とする感情推定システム。
IPC (2件):
G06T 7/20 ,  G06F 3/01
FI (2件):
G06T7/20 300B ,  G06F3/01 310C
Fターム (6件):
5L096CA04 ,  5L096FA13 ,  5L096FA66 ,  5L096HA04 ,  5L096KA04 ,  5L096MA07

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