特許
J-GLOBAL ID:201103028084151721

ベーンポンプ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外5名)
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-137392
公開番号(公開出願番号):特開平11-351158
特許番号:特許第3101615号
出願日: 1999年05月18日
公開日(公表日): 1999年12月21日
請求項(抜粋):
【請求項1】 ベーンポンプ(10)であって、ハウジング(12)と、前記ベーンポンプ(10)の排出圧力の流体を内部に有する、前記ハウジング(12)内に設けられた排出圧力チャンバー(70)と、前記ハウジング(12)に着座されたスラストプレート(42)と、前記排出チャンバー(70)に曝された圧力プレート(44)と、前記排出チャンバー(70)内の前記流体に起因して前記圧力プレート(44)に印加された流体圧力の力によって前記圧力プレート(44)及び前記スラストプレート(42)の間で締め付けられるカムリング(46)と、を備える回転グループ(32)と、前記圧力プレート(44)の平らな側部(60)及び前記スラストプレート(42)の平らな側部(56)と協同して、前記回転グループ(32)のローターチャンバー(66)を画成する、前記カムリング(46)の楕円形状壁(52)と、前記スラストプレート(42)の前記平らな側部(56)及び前記圧力プレート(44)の前記平らな側部(60)に対し垂直である前記ベーンポンプ(10)の長さ方向中心軸線(50)の回りに回転可能なように前記ローターチャンバー(66)内で支持されたローター(78)と、前記ローター(78)に設けられた複数の放射状羽根スロット(86)であって、該スロットの各々は、前記圧力プレート(44)の前記平らな側部(60)に面する前記ローターの第1の平らな端部壁(82A)、前記スラストプレート(42)の前記平らな側部(56)に面する前記ローター(78)の第2の平らな端部壁(82B)、及び前記カムリング(46)の前記楕円形状壁(52)に面する前記ローター(78)の外側円筒形状表面(80)に交わる、前記複数の放射状羽根スロット(86)と、前記羽根スロット(86)の各々の中で夫々摺動可能な、複数の平らな羽根(88)と、を有し、更に、前記第1の平らな端部壁(82A)の面積の少なくとも約30%を占める前記ローターの前記第1の平らな端部壁(82A)の作用部分と前記圧力プレート(44)の前記平らな側部(60)とに曝される第1の長さ方向釣り合いチャンバー(116)を画成するように作用する第1のチャンバー形成手段(106、108、110、112、60)であって、該第1のチャンバー形成手段は、前記ローター(78)の前記第1の平らな端部壁(82A)に前記放射状羽根スロット(86)の各々と交わるように形成された環状溝(106)であって、前記放射状羽根スロットの各々により遮られた環状外側ランド(108)によって前記ローターの前記円筒形状外側表面(80)から分離されると共に、前記放射状羽根スロットの各々より径方向中心寄りにある環状内側ランド(112)によって前記ローターの中央部に形成されたボア(76)から分離される、前記環状溝(106)を含む、前記第1のチャンバー形成手段と、前記スラストプレート(42)の前記平らな側部(56)と、前記ローターの前記第1の平らな端部壁(82A)の前記作用部分と略等しい面積を有する前記ローターの前記第2の平らな端部壁(82B)の作用部分と、に曝される第2の長さ方向釣り合いチャンバー(118)を画成するように作用する第2のチャンバー形成手段(114、56)であって、該第2のチャンバー形成手段は、前記ローター(78)の前記第2の平らな端部壁(82B)に前記放射状羽根スロット(86)の各々と交わるように形成された環状溝(114)であって、前記放射状羽根スロットの各々により遮ぎられた環状外側ランドによって前記ローターの前記円筒形状外側表面(80)から分離されると共に、前記放射状羽根スロットの各々より径方向中心寄りにある環状内側ランドによって前記ローターの中央部に形成されたボア(76)から分離される、前記環状溝(114)を含む、前記第2のチャンバー形成手段(114、56)と、前記第1の釣り合いチャンバー(116)に前記ベーンポンプ(10)の前記排出圧力の流体を導くように作用し、これによって、前記排出チャンバー内の前記流体に起因して前記圧力プレートに印加される前記圧力の力の一部分と釣り合わせる、第1のポート手段(120)と、前記第2の釣り合いチャンバー(118)に前記ベーンポンプの前記排出圧力の流体を導くように作用し、これによって、前記ベーンポンプの前記長さ方向中心軸線の方向に沿って静的な釣り合い状態に前記ローターを維持させる、第2のポート手段(86、88)と、を有することを特徴とする、前記ベーンポンプ(10)。
IPC (1件):
F04C 2/344 331
FI (2件):
F04C 2/344 331 B ,  F04C 2/344 331 F
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭56-081290
  • 特公昭60-020594

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