特許
J-GLOBAL ID:201103028320111795

プロピレン-オレフィンブロック共重合体の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野中 克彦
公報種別:特許公告
出願番号(国際出願番号):特願平1-184309
公開番号(公開出願番号):特開平3-050208
出願日: 1989年07月17日
公開日(公表日): 1991年03月04日
請求項(抜粋):
【請求項1】三塩化チタン組成物(III)と、有機アルミニウム化合物(A1)、および芳香族カルボン酸エステル(E)からなる触媒を用いてプロピレンおよびプロピレン以外のオレフィンを共重合させて、プロピレン-オレフィンブロック共重合体を製造する方法において、三塩化チタン組成物(III)として、有機アルミニウム化合物(A2)若しくは有機アルミニウム化合物(A2)と電子供与体(B1)との反応生成物(I)に四塩化チタンを反応させて得られた固体生成物(II)を、オレフィンで重合処理し、若しくは重合処理せずに、更に電子供与体(B2)と周期律表III〜VI族の元素のハロゲン化物とを反応させて得られた三塩化チタン組成物(III)を用い、該三塩化チタン組成物(III)と有機アルミニウム化合物(A1)とを組み合わせ、このものに、直鎖オレフィンを該三塩化チタン組成物(III)1g当り、0.01g〜100g重合反応させた後、引き続いて、下記式[I]〜[III]で示される非直鎖オレフィンを該三塩化チタン組成物(III)1g当り、0.001g〜100g重合反応させてなる予備活性化触媒成分と、必要に応じて追加の有機アルミニウム化合物(A1)、および芳香族カルボン酸エステル(E)とを組み合せ、該芳香族カルボン酸エステル(E)と該三塩化チタン組成物(III)(Ti原子数基準、以下同様)のモル比を(E)/(III)=0.1〜10.0とし、該有機アルミニウム化合物(A1)と該三塩化チタン組成物(III)のモル比を(A1)/(III)=0.1〜200とした触媒を用いて、第1段目として全重合量の60重量%〜95重量%のプロピレンを重合させ、次いで第2段目として全重合量の40重量%〜5重量%のプロピレンとプロピレン以外のオレフィンを共重合させて、得られるブロック共重合体中のオレフィン含有量を3重量%〜30重量%とすることを特徴とするプロピレン-オレフィンブロック共重合体の製造法。非直鎖オレフィンとして、次式、CH2=CH-R3 ...[I](式中、R3はケイ素を含んでいてもよい炭化水素の飽和環状構造を有する、ケイ素を含んでいてもよい炭素数3から18までの含飽和環炭化水素基を表す。)で示される含飽和環炭化水素単量体、次式、(式中、R4はケイ素を含んでいてもよい炭素数1から3までの鎖状炭化水素基、またはケイ素を表し、R5、R6、R7はケイ素を含んでいてもよい炭素数1から6までの鎖状炭化水素基を表すが、R5、R6、R7いずれか1個は水素であってもよい。)で示される枝鎖オレフィン類、もしくは、次式、(式中、nは0、1、mは1、2のいずれかであり、R8はケイ素を含でいてもよい炭素数1から6までの鎖状炭化水素基を表わし、R9はケイ素を含んでいてもよい炭素数1から12までの炭化水素基、水素、またはハロゲンを表わし、mが2の時、各R9は同一でも異なっていてもよい。)で示される芳香族系単量体。
IPC (3件):
C08F 297/08 MRH ,  C08F 4/658 MFG ,  C08F 210/06 MJH

前のページに戻る