特許
J-GLOBAL ID:201103028452615164
表面被覆切削工具
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件):
影山 秀一
, 富田 和夫
, 三宅 正之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-108906
公開番号(公開出願番号):特開2011-235393
出願日: 2010年05月11日
公開日(公表日): 2011年11月24日
要約:
【課題】Ni基合金、Co基合金などの耐熱合金の高速切削条件下で、硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆切削工具を提供する。【解決手段】工具基体表面に、1〜50nmの層厚の薄層Aと1〜50nmの層厚の薄層Bとが交互に積層された100〜500nmの層厚の複層領域と、100〜500nmの層厚の単一層にて構成された単層領域との交互積層構造からなる硬質被覆層を蒸着形成した表面被覆切削工具において、薄層Aは、[Al1-xCrx]N(xは原子比で0.30〜0.80)層、薄層Bは、[Ti1-ySiy]N(yは原子比で0.01〜0.30)層であって、単一層は、前記薄層Aと同一種の層で構成するとともに、硬質被覆層の表面近傍に前記薄層Bと同一組成・成分で0.3〜1μmの層厚の単一層からなる中間層を設けたことを特徴とする。【選択図】図2
請求項(抜粋):
工具基体表面に硬質被覆層が蒸着形成された表面被覆切削工具において、
前記硬質被覆層が、1〜50nmの層厚の薄層Aと1〜50nmの層厚の薄層Bとが交互に積層された100〜500nmの層厚の複層領域と100〜500nmの層厚の単一層Aからなる単層領域とを備えるとともに前記複層領域と単層領域との交互積層構造として構成される層厚0.3〜4.0μmの下部層と、
0.3〜1μmの層厚の単一層Bからなる中間層と、
1〜50nmの層厚の薄層Cと1〜50nmの層厚の薄層Dとが交互に積層された100〜500nmの層厚の複層領域と100〜500nmの層厚の単一層Cからなる単層領域とを備えるとともに前記複層領域と単層領域との交互積層構造として構成される層厚0.2〜1.0μの上部層と
からなり、かつ、
(a)前記薄層A、薄層C、単一層A、単一層Cは、
組成式:[Al1-xCrx]N
で表した場合、xは0.30〜0.80(但し、原子比)を満足するAlとCrとの複合窒化物層からなり、
(b)前記薄層B、薄層D、単一層Bは、
組成式:[Ti1-ySiy]N
で表した場合、yは0.01〜0.30(但し、原子比)を満足するTiとSiとの複合窒化物層からなることを特徴とする表面被覆切削工具。
IPC (4件):
B23B 27/14
, B23B 51/00
, B23C 5/16
, C23C 14/06
FI (4件):
B23B27/14 A
, B23B51/00 J
, B23C5/16
, C23C14/06 A
Fターム (15件):
3C037CC02
, 3C046FF09
, 3C046FF10
, 3C046FF13
, 3C046FF16
, 4K029AA04
, 4K029BA58
, 4K029BB02
, 4K029BD05
, 4K029CA03
, 4K029CA13
, 4K029DD06
, 4K029FA04
, 4K029FA05
, 4K029JA02
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