特許
J-GLOBAL ID:201103029265211196

超音波画像装置および遅延制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件): 世良 和信 ,  川口 嘉之 ,  和久田 純一 ,  坂井 浩一郎 ,  中村 剛 ,  丹羽 武司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-036890
公開番号(公開出願番号):特開2011-172611
出願日: 2010年02月23日
公開日(公表日): 2011年09月08日
要約:
【課題】被検体の超音波画像を撮像する際に、屈折の効果を考慮したビームフォーミングを従来の回路規模を大幅に増加させることなく行う。【解決手段】屈折補正を行った超音波伝播時間の算出を、深さ方向についての漸化式を用いて行うことで、受信チャネルごとに並列して計算可能とする。また、あらかじめ取得した基準深度における正確な伝播時間を用いて、基準深度に達するたびに伝播時間を補正することで、誤差の蓄積を回避できる。このように、誤差補正を行う場合には、伝播時間算出の漸化式を近似式とすることができる。例えば、基準深度間の基準伝播時間の傾きを用いて伝播時間を算出しても良い。なお、実際に回路においては、受信信号はメモリに順次格納されるので、超音波の伝播時間に対応したアドレス位置を計算して、計算したアドレスに格納されている受信信号を加算することで、受信ビームを形成する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
被検体内部から反射され又は発生される超音波を受信する受信素子を複数有する超音波受信部と、 前記超音波受信部の少なくとも一部の受信素子に対応した受信チャネルの受信信号に対して、受信ビームの焦点位置から受信素子までの伝播時間に応じた遅延制御を行って受信ビーム信号を形成する受信ビーム形成部と、 前記受信ビーム信号を用いて画像を生成する画像処理部と、 を有する超音波画像装置であって、 前記受信ビーム形成部は、焦点の深さ変化に対応した伝播時間変化を計算済みの伝播時間に加算して次の焦点についての伝播時間を求める処理を繰り返すことで、複数の焦点に関する伝播時間を順次算出するものであり、 前記繰り返し処理は各受信チャネルについて独立に実行可能であり、前記受信ビーム形成部は、少なくとも一部の受信チャネルについて並列に伝播時間を算出する、 ことを特徴とする超音波画像装置。
IPC (1件):
A61B 8/00
FI (1件):
A61B8/00
Fターム (6件):
4C601EE04 ,  4C601EE07 ,  4C601EE12 ,  4C601HH24 ,  4C601HH30 ,  4C601JB05
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭58-144767
  • 超音波診断装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2002-332926   出願人:アロカ株式会社

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