特許
J-GLOBAL ID:201103030383873541

密封シール付き転がり軸受ユニット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岩木 謙二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-097538
公開番号(公開出願番号):特開2011-226576
出願日: 2010年04月21日
公開日(公表日): 2011年11月10日
要約:
【課題】圧入により金属嵌合させた場合であっても、長期に亘って一定の密封性能を維持可能な耐久性に優れた密封シールを組み付けた転がり軸受ユニットを提供する。【解決手段】静止側軌道輪12、回転側軌道輪の内輪構成体16、転動体、密封シール2のスリンガ22、芯金24及びシール部材26を備えたハブユニット軸受において、スリンガ及び芯金は、金属板の曲げ加工により、円板部と円筒部を備え、スリンガ用嵌合面16s及び芯金用嵌合面12sへ圧入により金属嵌合して固定され、曲げ加工時にスリンガ円筒部のスリンガ用嵌合面に対する嵌合面の内周面22s、芯金円筒部の芯金用嵌合面に対する嵌合面の外周面24sに生じた軸方向筋目を曲げ加工後に除去するとともに、軸方向筋目の除去後の嵌合面に対し、軸方向への送りのない周方向筋目82を新たに形成した構成とする。【選択図】図2
請求項(抜粋):
所定の回転軸を中心に相対回転可能に対向配置された静止側軌道輪及び回転側軌道輪と、これら静止側軌道輪及び回転側軌道輪の互いに対向する周面にそれぞれ形成された静止側軌道と回転側軌道との間へ転動可能に組み込まれた複数の転動体と、内部を気密及び液密に保つべく、スリンガ、芯金及びシール部材を断面の輪郭形状が略矩形状となるように組み合わせた構造を成す密封シールを備えた転がり軸受ユニットであって、 前記スリンガは、金属板を曲げ加工することにより、スリンガ円板部とスリンガ円筒部でなる環状に成形され、前記スリンガ円筒部は、軸方向に延出する円筒状を成し、前記回転側軌道輪及び前記静止側軌道輪のいずれか一方の軌道輪の周面の一部で、他方の軌道輪の周面と対向する部位に設けられた円筒状のスリンガ用嵌合面へ圧入により金属嵌合して固定され、前記スリンガ円板部は、前記スリンガ円筒部の一方側の延出端に連続するとともに、当該延出端から所定の角度で延出し、 前記芯金は、金属板を曲げ加工することにより、芯金円板部と芯金円筒部でなる環状に成形され、前記芯金円筒部は、軸方向に延出する円筒状を成し、前記他方の軌道輪の周面の一部で前記一方の軌道輪の周面に対向する部位に設けられた円筒状の芯金用嵌合面へ圧入により金属嵌合して固定され、前記芯金円板部は、前記芯金円筒部の一方側の延出端に連続し、当該延出端から所定の角度で延出し、 前記シール部材は、所定の間隔を空けて対向配置された前記スリンガと前記芯金との間に介在され、これらスリンガ及び芯金の一方に連結されるとともに、他方と摺接するように延出して成る複数のリップ部を有しており、 前記スリンガ及び前記芯金は、前記曲げ加工時に前記スリンガ円筒部の前記スリンガ用嵌合面に対する嵌合面及び前記芯金円筒部の前記芯金用嵌合面に対する嵌合面にそれぞれ生じた軸方向筋目が当該曲げ加工後に除去されるとともに、当該軸方向筋目の除去後の嵌合面に対し、軸方向への送りのない周方向筋目が新たに形成されてなることを特徴とする転がり軸受ユニット。
IPC (2件):
F16C 33/78 ,  F16C 19/18
FI (3件):
F16C33/78 K ,  F16C33/78 E ,  F16C19/18
Fターム (17件):
3J016AA02 ,  3J016BB03 ,  3J016BB16 ,  3J016CA03 ,  3J016CA06 ,  3J701AA02 ,  3J701AA32 ,  3J701AA43 ,  3J701AA54 ,  3J701AA62 ,  3J701BA73 ,  3J701DA09 ,  3J701DA11 ,  3J701EA01 ,  3J701FA08 ,  3J701FA31 ,  3J701GA03

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