特許
J-GLOBAL ID:201103033469278785

高効率電熱用安全パネル

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 飯田 伸行
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-537312
特許番号:特許第3682651号
出願日: 1999年12月20日
請求項(抜粋):
【請求項1】 複数の剛性板を有しており、その内の一つの剛性板を加熱用板とする凡そ長方形のボックス状のパネル体(10)であって、前記パネル体の中のサンドイッチ状の密閉シール構造の内部に電気抵抗体を備えた加熱装置において、 一定幅であり且つ厚みに対する幅の比率が大きい薄い帯状体が在り、前記帯状体の伸延方向と並行に電気的絶縁を得る隙間を配して、前記帯状体をU字形のベンド(70、71、72)で順次に繋げて蛇行体の形状にした前記電気抵抗体が、高伝熱材料で形成された蛇行体(55)であって、更に、 前記ベンドに伸びた前記帯状体の伸延方向に対して直交する横ストリップ(60,61)が、平行な複数の雲母材の横ストリップであって、 第1の横ストリップ(60)が、前記ベンドから延ばす第1番目の前記帯状体の下側で交叉して、次に前記ベンドから延ばす第2番目の前記帯状体の上側で交叉して、更に次に前記ベンドから延ばす第3番目の前記帯状体の下側で交叉して、そのように次々と順番に上下の交叉を前記蛇行体(55)の端部まで繰返して有しており、 前記第1の横ストリップ(60)に接近配置した第2の横ストリップ(61)が、前記第1番目の帯状体の上側で交叉して、次に前記第2番目の帯状体の下側で交叉して、更に次に前記第3番目の帯状体の上側で交叉して、そのように次々と順番に上下の交叉を前記蛇行体(55)の端部まで繰返して有しており、 そして、第3の横ストリップが前記第1の横ストリップと同様に前記帯状体と交叉して、 更に第4の横ストリップが前記第2の横ストリップと同様に前記帯状体と交叉して、順番に上下の交叉を前記蛇行体(55)の端部まで繰返して有しており、 前記蛇行体(55)が、給電線(40)を介して電流源と接続した2つの接触子(50、51)に接続されて、且つ、2つの雲母製シート(20、21)の間に保持されており、 金属板材の4辺縁を90度に折曲げて各隅(14)を連続溶接(15)した長方形のトレー形状構造体(11)と、別の金属板材の4辺縁を90度に折曲げて各隅(87)を連続溶接(88)した一つ以上のトレー形状の密閉用構造体(80,81)とを備えており、 前記密閉用構造体を前記トレー形状構造体(11)の内側に並べて構成する前記密閉シール構造が、凡そ平坦な箱状の金属製気密室(96)であって、 長方形の前記密閉用構造体(80、81)の外側の長辺長さが、前記トレー形状構造体(11)の内側の長辺長さから、給電線(40)を保持する矩形プレート(43)の幅寸法を差し引いた長さに相当させて、且つ、前記密閉用構造体(80、81)の外側の短辺長さが、前記トレー形状構造体(11)の内側の短辺長さに相当させて、更に、前記密閉用構造体(80、81)の前記折曲縁部の外側の高さが、前記トレー形状構造体(11)の前記折曲部の内側の高さから、前記蛇行体(55)の厚さと、前記蛇行体(55)の上下に配置した2つの雲母製シート(20、21)の厚さと、前記横ストリップ(60,61)の厚さとの総計を差し引いた高さに相当させて、前記密閉用構造体(80、81)と前記トレー形状構造体(11)とを近接配置してあって、 前記トレー形状構造体(11)の前記折曲縁部の高さと、前記密閉用構造体(80、81)の前記折曲縁部の高さと、前記密閉用構造体(80、81)の前記折曲縁部と前記トレー形状構造体(11)の前記折曲縁部との間に挿入した前記矩形プレート(43)の上面の高さとを概ね同一平面に接するように配置してあって、 そして、前記密閉用構造体(80、81)の前記折曲縁部のそれぞれが、前記矩形プレート(43)の一つの端部と、前記トレー形状構造体(11)の前記折曲縁部とに接した状態で有り、且つ、 前記矩形プレート(43)の他の3つの端部が、前記トレー形状構造体(11)の折曲縁部と接した状態で有り、 前記金属製気密室(96)の気密を保つために、前記トレー形状構造体(11)の前記折曲縁部と前記密閉用構造体(80、81)の前記折曲縁部の全ての高さを揃えて行った連続溶接(90、91、92、93、94、95)によって、前記金属製気密室(96)が密閉構造をなして、爆燃を起こすには不十分な空気量になる自由容積を有する前記金属製気密室(96)であることを特徴とする加熱装置。
IPC (1件):
H05B 3/20
FI (1件):
H05B 3/20 329

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