特許
J-GLOBAL ID:201103033738646885

凍結乾燥装置に於ける被乾燥材料の昇華面温度と既乾燥層水蒸気移動抵抗の測定方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 新関 和郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-126515
公開番号(公開出願番号):特開2011-252654
出願日: 2010年06月02日
公開日(公表日): 2011年12月15日
要約:
【課題】解決しようとする課題は、凍結乾燥装置の乾燥庫内に、被乾燥材料を装入して凍結乾燥させるときに、一次乾燥期に個別容器の品温センサー挿入による被乾燥材料の品温を測定・監視を行わず、かつ、コラプス発生の原因となる、乾燥庫内の圧力上昇を生ぜしめずに、乾燥庫内の真空度変化を真空計で測定してデータを収集し、このデータにより被乾燥材料の全体の平均昇華面温度と既乾燥層水蒸気移動抵抗を計算により測定できる計算手段を得る点にある。【解決手段】凍結乾燥機の主管aに該主管aの開度を調節し得る角度センサ付きの開度調節器Cを設け、事前に昇華負荷Qmと開度調節器Cの開度角度θと主管抵抗R(θ)との関係式を求めておき、一次乾燥期に、開度調節器Cを一定時間間隔で、開度を開とする方向に回動させて、その回動の前後における開度調節器Cの開度角度θ、乾燥庫内の真空度PdcとコールドトラップCT内の真空度Pctの測定データと関係式とから、被乾燥材料の平均昇華面温度を計算により測定する。【選択図】図4
請求項(抜粋):
被乾燥材料を装入する乾燥庫(DC)とその乾燥庫(DC)に対し主弁(MV)付きの主管(a)により連通するコールドトラップ(CT)とが装備されている凍結乾燥機による被乾燥材料の凍結乾燥において、乾燥庫(DC)とコールドトラップ(CT)にそれぞれ絶対圧力の真空計(b)を組み付け、乾燥庫(DC)とコールドトラップ(CT)とを連通する主管(a)内に、該主管(a)に設けた主弁(MV)を全開とした状態において該主管(a)の開度を調節し得る角度センサ付きの開度調節器(C)を設け、事前に昇華負荷Qm(Kg/h)と開度調節器(C)の開度角度θと主管抵抗(R(θ))との関係式を求めておき、この開度調節器(C)を、一次乾燥期に、一定時間間隔で、開度を開とする方向に回動させて、乾燥庫内の真空度をその真空度が良くなる方向に変化させ、その回動の前後における開度調節器(C)の開度角度(θ)、乾燥庫内の真空度Pdcとコールドトラップ(CT)内の真空度Pctの測定データと前記関係式とから、被乾燥材料の平均昇華面温度を計算により測定することを特徴とする凍結乾燥機における被乾燥材料の昇華面温度の測定方法。
IPC (2件):
F26B 5/06 ,  F26B 25/00
FI (2件):
F26B5/06 ,  F26B25/00 Z
Fターム (12件):
3L113AA01 ,  3L113AB10 ,  3L113AC21 ,  3L113AC24 ,  3L113AC50 ,  3L113AC67 ,  3L113BA16 ,  3L113CA16 ,  3L113CA20 ,  3L113CB23 ,  3L113DA07 ,  3L113DA08

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