特許
J-GLOBAL ID:201103042812926045
PWMインバータ装置のデッドタイム補償装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
橋本 剛
, 鵜澤 英久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-051275
公開番号(公開出願番号):特開2011-188624
出願日: 2010年03月09日
公開日(公表日): 2011年09月22日
要約:
【課題】デッドタイム補償遅れ時間が変化する各相の正弦波電流の零クロス部分の電圧誤差成分を補償できる。【解決手段】デッドタイム補償回路3は、基本的には、PWMパルス指令とインバータの出力電圧検出とが不一致であった期間だけ2つのカウンタCNT1,CNT2でカウント動作し、これらのカウント値が目標遅れ時間設定値Tdlyに一致または超えたタイミングで補正PWMパルス信号を出力する。PWM指令変化検出部3AはPWM指令のonエッジとoffエッジを検出し、差分演算部3Bはカウンタの前回のカウント値と今回のカウント値との差分を遅延時間差分として求め、補償演算部3Cは遅延時間差分で目標遅れ時間設定値Tdlyを補正し、コンパレータCMP1,CMP2とフリップフロップFFは補正した目標遅れ時間設定値Tdlyとカウンタ値とから補正PWMパルス信号を得る。【選択図】図1
請求項(抜粋):
PWM変調を用いた電圧型インバータと、
前記インバータの出力電圧のスイッチング状態を検出する出力電圧検出回路と
PWMパルス指令と前記インバータの出力電圧検出とが不一致の条件の場合のみスイッチング素子のon遅延時間計測用とoff遅延時間計測用の2つのカウンタでカウント動作し、これら2つのカウンタのカウント値が目標遅れ時間設定値Tdlyに一致または超えたタイミングをonタイミングとoffタイミングとする補正PWMパルス信号を出力するデッドタイム補償回路と、
前記補正PWMパルス信号にデッドタイムを挿入してインバータのPWM制御信号を発生するデッドタイム発生回路と、
を備えたPWMインバータ装置のデッドタイム補償装置において、
前記PWM指令のONとOFFの変化タイミングを、onエッジとoffエッジとして検出するPWM指令変化検出部と、
前記onエッジとoffエッジのタイミングで前記2つのカウンタのカウント値を前回のカウント値として記憶し、これら前回のカウント値と該2つのカウンタの今回のカウント値との差分を遅延時間差分としてそれぞれ求める2つの差分演算部と、
前記遅延時間差分で前記目標遅れ時間設定値Tdlyをそれぞれ補正し、前記onエッジとoffエッジに同期して更新する補償演算部を備え、
インバータ装置の主回路スイッチング素子のスイッチング遅延時間の変化などに起因して、PWM各相の正弦波電流の零クロス部分で発生する電圧誤差成分を、PWM指令パルスで1パルス遅れた次回の補正量に上乗せして補償することを特徴とするPWMインバータ装置のデッドタイム補償装置。
IPC (2件):
FI (3件):
H02M7/537 C
, H02M7/48 F
, H02M7/48 M
Fターム (8件):
5H007AA06
, 5H007AA17
, 5H007BB06
, 5H007CA01
, 5H007DB07
, 5H007DC05
, 5H007EA02
, 5H007FA06
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