特許
J-GLOBAL ID:201103043956650008

鋼の熱処理方法、機械部品の製造方法および機械部品

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (7件): 深見 久郎 ,  森田 俊雄 ,  仲村 義平 ,  堀井 豊 ,  酒井 將行 ,  荒川 伸夫 ,  佐々木 眞人
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-139338
公開番号(公開出願番号):特開2010-285642
出願日: 2009年06月10日
公開日(公表日): 2010年12月24日
要約:
【課題】所望の品質を付与しつつ、浸炭処理または浸炭窒化処理におけるRXガスの流量を低減することによりCO2の排出量を抑制することを可能とする鋼の熱処理方法、機械部品の製造方法および機械部品を提供する。【解決手段】バッチ式の熱処理炉を用いた鋼の熱処理方法は、熱処理炉の扉を開け、0.17質量%以上の炭素を含有する機械構造用合金鋼からなる被処理物を炉内に装入する工程と、扉を閉じる工程と、炉内にRXガスを供給しつつA1点以上の温度である熱処理温度に炉内の雰囲気を加熱して、雰囲気のカーボンポテンシャル値を予め決定された値に調整する工程と、被処理物が熱処理温度に加熱されることにより、被処理物が浸炭または浸炭窒化される工程とを備えている。そして、被処理物が浸炭または浸炭窒化される工程では、ガス置換回数が0.35以上0.78未満となるように、炉内にRXガスが供給される。【選択図】図6
請求項(抜粋):
開閉可能な扉を有することにより被処理物の炉内への装入および前記炉内からの取り出しが可能なバッチ式の熱処理炉を用いた鋼の熱処理方法であって、 前記熱処理炉の前記扉を開け、0.17質量%以上の炭素を含有する機械構造用合金鋼からなる前記被処理物を前記炉内に装入する工程と、 前記扉を閉じる工程と、 前記炉内にRXガスを供給しつつ、前記機械構造用合金鋼のA1点以上の温度である熱処理温度に前記炉内の雰囲気を加熱して、前記雰囲気のカーボンポテンシャル値を予め決定された値に調整する工程と、 前記カーボンポテンシャル値が調整された前記炉内で、前記被処理物が前記熱処理温度に加熱されることにより、前記被処理物が浸炭または浸炭窒化される工程とを備え、 前記被処理物が浸炭または浸炭窒化される工程では、1時間あたりに前記炉内に供給される前記RXガスの20°C、1気圧における体積を前記熱処理炉の容積で除した値であるガス置換回数が0.35以上0.78未満となるように、前記炉内に前記RXガスが供給される、鋼の熱処理方法。
IPC (6件):
C21D 1/06 ,  C21D 1/76 ,  C21D 9/40 ,  C22C 38/00 ,  C23C 8/22 ,  C23C 8/32
FI (6件):
C21D1/06 A ,  C21D1/76 R ,  C21D9/40 A ,  C22C38/00 301N ,  C23C8/22 ,  C23C8/32
Fターム (17件):
4K028AA01 ,  4K028AA03 ,  4K028AB01 ,  4K028AC07 ,  4K042AA22 ,  4K042AA23 ,  4K042BA03 ,  4K042BA04 ,  4K042BA14 ,  4K042CA15 ,  4K042DA01 ,  4K042DA03 ,  4K042DA06 ,  4K042DC02 ,  4K042DC03 ,  4K042DC04 ,  4K042DE02

前のページに戻る