特許
J-GLOBAL ID:201103044718439877

焼入れ鉄鋼部材の複合熱処理方法及び焼入れ鉄鋼部材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 平山 一幸 ,  篠田 哲也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-180180
公開番号(公開出願番号):特開2011-032536
出願日: 2009年07月31日
公開日(公表日): 2011年02月17日
要約:
【課題】鉄鋼基材の表面に形成する窒素化合物層に2GPaを超える高面圧が作用しても窒素化合物層の鋼素地に対する剥離強度が大きく,摺動性に優れ,磨耗に強く,焼き付き抵抗性が高い特性を有する窒素化合物層による効果を十分に生かすことができる焼入れ鉄鋼部材の製造方法及び焼入れ鉄鋼部材を提供する。【解決手段】窒化処理と高周波焼入れとを組み合わせた焼入れ鉄鋼部材の複合熱処理及び焼入れ鉄鋼部材である。窒化処理で鉄鋼基材1の表面に窒素化合物層2を形成し、窒素化合物層2に覆われた鉄鋼基材1の表層部1aに窒素を拡散浸透させ、焼入れ雰囲気がアンモニアガス雰囲気,真空中,低酸素雰囲気等とする高周波焼入れにより、焼入れ後に酸化されていない窒素化合物層2を1μm以上残存させ、かつ鉄鋼基材1の表層部1aに窒素を含有した微細マルテンサイト組織を含む硬化層として200μm以上の有効硬化層深さを付与する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
窒化処理と高周波焼入れとを組み合わせた焼入れ鉄鋼部材の複合熱処理方法であって、 窒化処理によって鉄鋼基材の表面に窒素化合物層を形成すると共に上記窒素化合物層に覆われた鉄鋼基材の表層部に窒素を拡散させ、次いで焼入れ雰囲気がアンモニアガス雰囲気,不活性ガス雰囲気,還元性ガス雰囲気若しくはそれらの組み合わせガス雰囲気若しくは低酸化雰囲気中又は真空下で高周波焼入れによって、酸化されていない窒素化合物層を1μm以上残存させ、かつ拡散窒素を表面側に含み微細マルテンサイト組織を含む200μm以上の有効硬化層深さを上記窒素化合物層の直下の鉄鋼基材の表層部に備えた、焼入れ鉄鋼部材の複合熱処理方法。
IPC (9件):
C23C 8/50 ,  C23C 8/26 ,  C23C 8/38 ,  C21D 9/28 ,  C21D 9/32 ,  C21D 9/30 ,  C21D 1/06 ,  C21D 1/10 ,  C23C 8/32
FI (9件):
C23C8/50 ,  C23C8/26 ,  C23C8/38 ,  C21D9/28 A ,  C21D9/32 A ,  C21D9/30 A ,  C21D1/06 A ,  C21D1/10 C ,  C23C8/32
Fターム (22件):
4K028AA02 ,  4K028BA02 ,  4K028BA12 ,  4K042AA14 ,  4K042AA17 ,  4K042AA18 ,  4K042AA25 ,  4K042BA01 ,  4K042BA03 ,  4K042BA04 ,  4K042CA05 ,  4K042CA06 ,  4K042CA08 ,  4K042CA10 ,  4K042DA01 ,  4K042DA02 ,  4K042DA06 ,  4K042DB01 ,  4K042DC02 ,  4K042DC03 ,  4K042DC04 ,  4K042DE02
引用特許:
審査官引用 (5件)
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