特許
J-GLOBAL ID:201103044977959617

離焦点フェーズドアレー給電反射鏡アンテナの低サイドローブマルチビーム用励振分布導出方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 福田 賢三 ,  福田 伸一 ,  加藤 恭介
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-281659
公開番号(公開出願番号):特開2011-124855
出願日: 2009年12月11日
公開日(公表日): 2011年06月23日
要約:
【課題】離焦点フェーズドアレー給電反射鏡アンテナで、ビームのサイドローブレベルを広範囲に低減できる励振分布探索を自動化する。【解決手段】1)指向方向のビームを作るために各給電部に印加する電波の位相と振幅は、最大比合成方式で決め初期値とする。2)この初期値によるビームパターンについて、中心拘束点と、サービスエリアの周り4点のエリア端拘束点を選択する。3)上記5拘束点での利得条件を初期値のビームパターンのピーク利得以上及び所定サービスエリア内での最低利得以下に設定する。4)この利得条件で、位相と振幅を補正する。5)発生するサイドローブピークを探索し、6)それに軸外拘束点を設定し、その利得条件を所望のサイドローブ利得以下に設定する。7)全拘束点での利得条件を満たすように、位相と振幅を再補正する。8)5)と6)を繰り返して適用する。これらを異なる方向の各ビームで行う。【選択図】図4
請求項(抜粋):
電波集光系である反射鏡とその離焦点に置いたフェーズドアレー給電部とを組み合わせたマルチビームアンテナシステムにおいて、 (1)指定するサービスエリア方向のピーク利得を最大にするためのフェーズドアレー給電部の各給電部に印加する電波の位相と振幅を、最大比合成方式を用いて決定して、これを初期値とし、 (2)上記励振分布によるビームパターンのメインローブビームについて、(a)最大比合成方式を用いる際に指定したビーム中心方向に1つの中心拘束点を設定し、また、(b)上記サービスエリアを包含し隣接するサービスエリアの中心点を含まない円または長円の円周上にあり、ビーム中心方向からの方位角および仰角についてのそれぞれの離角が±ΔAzおよび±ΔELである4点のエリア端拘束点を選択し、 (3)上記中心拘束点の利得条件を上記の初期値によるビームパターンのピーク利得以上に設定し、上記エリア端拘束点のそれぞれの利得条件を上記所定サービスエリア内での最低利得以下に設定し、 (4)上記拘束点におけるそれぞれの利得条件をすべて満たすように、上記各給電部に印加する電波の位相と振幅を、上記(1)の励振分布を初期値として最適化手段により補正し、 (5)上記補正により得られたビームパターンから上記サービスエリア外に発生するサイドローブピークの有無を確認し、もしあれば、 (6)上記サイドローブピークのそれぞれに軸外拘束点を追加設定して、該軸外拘束点における利得条件を、所望のサイドローブ利得以下に設定し、 (7)上記中心拘束点、上記エリア端拘束点、および上記軸外拘束点における利得条件をすべて満たすように、上記各給電部に印加する電波の位相と振幅を再補正する処理を行い、 上記マルチビームアンテナシステムのそれぞれのビームについて行うことを特徴とする離焦点フェーズドアレー給電反射鏡アンテナの低サイドローブマルチビーム用励振分布導出方法。
IPC (2件):
H01Q 3/26 ,  H01Q 19/17
FI (2件):
H01Q3/26 Z ,  H01Q19/17
Fターム (15件):
5J020AA03 ,  5J020BA10 ,  5J020BC03 ,  5J020DA09 ,  5J021AA05 ,  5J021AA06 ,  5J021AB01 ,  5J021BA01 ,  5J021DB02 ,  5J021DB03 ,  5J021EA02 ,  5J021FA06 ,  5J021FA26 ,  5J021GA05 ,  5J021HA07

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