特許
J-GLOBAL ID:201103045709534502

セレン含有排水の処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 千葉 博史
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-199692
公開番号(公開出願番号):特開2011-050809
出願日: 2009年08月31日
公開日(公表日): 2011年03月17日
要約:
【課題】石炭火力発電所の排煙脱硫排水などのように、懸濁物質を多く含むセレン含有排水からセレンや重金属などを回収し、再利用に適する状態で分離して処理する方法を提供するものであり、排水に含まれるセレンや重金属などを回収して有効に再資源化することができる処理方法を提供する。【解決手段】セレン含有排水に高分子凝集剤を添加してセレンを含む凝集物を分離する工程〔第一凝集分離工程〕、上記沈殿物を分離した排水をpH4〜9に調整して高分子凝集剤を加えて凝集物を沈澱させることによって、排水中のアルミニウム、珪素、硫酸イオン、鉄を分離する工程〔第二凝集分離工程〕、該第二凝集分離工程を経た排水を重金属除去工程に導き、アルカリ性および非酸化性雰囲気下でグリーンラストと鉄フェライトの混合物からなる還元性の鉄化合物沈澱を形成させ、該沈澱に重金属を取り込ませて系外に除去することを特徴とするセレン含有排水の処理方法。【選択図】図1
請求項(抜粋):
セレン含有排水に高分子凝集剤を添加してセレンを含む凝集物を分離する工程〔第一凝集分離工程〕、上記沈殿物を分離した排水をpH4〜9に調整して高分子凝集剤を加えて凝集物を沈澱させることによって、排水中のアルミニウム、珪素、硫酸イオン、鉄を分離する工程〔第二凝集分離工程〕、該第二凝集分離工程を経た排水を残留重金属除去工程に導き、該残留重金属処理工程には第一鉄化合物の添加手段と、密閉型反応槽と、沈澱分離槽、分離した汚泥にアルカリを添加する槽、アルカリを添加した汚泥を上記反応槽に返送する手段が設けられており、上記反応槽において第一鉄化合物を添加した排水とアルカリ添加汚泥とを混合してアルカリ性および非酸化性雰囲気下でグリーンラストと鉄フェライトの混合物からなる還元性の鉄化合物沈澱を形成させ、これを沈澱分離槽に導き、汚泥を分離し、その一部または全部をアルカリ添加槽に導き、アルカリ添加汚泥を上記反応槽に返送して上記還元性鉄化合物を沈澱させ、該沈澱に重金属を取り込ませて系外に除去することを特徴とするセレン含有排水の処理方法。
IPC (6件):
C02F 1/58 ,  C02F 1/60 ,  C02F 1/62 ,  C02F 1/64 ,  C02F 1/56 ,  C02F 1/70
FI (8件):
C02F1/58 H ,  C02F1/58 K ,  C02F1/58 Q ,  C02F1/60 ,  C02F1/62 A ,  C02F1/64 Z ,  C02F1/56 K ,  C02F1/70 Z
Fターム (31件):
4D015BA19 ,  4D015BA24 ,  4D015BB09 ,  4D015BB14 ,  4D015CA17 ,  4D015CA20 ,  4D015DB07 ,  4D015EA32 ,  4D015FA02 ,  4D015FA22 ,  4D015FA24 ,  4D015FA28 ,  4D038AA08 ,  4D038AB36 ,  4D038AB41 ,  4D038AB57 ,  4D038AB60 ,  4D038AB66 ,  4D038AB70 ,  4D038AB85 ,  4D038BA04 ,  4D038BB06 ,  4D038BB13 ,  4D038BB15 ,  4D038BB18 ,  4D050AA12 ,  4D050AB59 ,  4D050BA10 ,  4D050CA06 ,  4D050CA13 ,  4D050CA16
引用特許:
出願人引用 (5件)
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