特許
J-GLOBAL ID:201103046511189172

炭化水素の脱炭酸及びガソリンストリッピングの同時処理

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川口 義雄 (外4名)
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願平2-500048
特許番号:特許第2742328号
出願日: 1989年11月14日
請求項(抜粋):
【請求項1】0.5MPaを上回る絶対圧力を有し、メタン及びC2以上の炭化水素から成る炭化水素を主として含有しまたCO2を含有し且つ任意にH2、CO、N2及びアルゴンのごとき低沸点非イオウ化合物を1種以上含有する気体混合物の脱炭酸とガソリンストリッピングとを同時に行なうために、気体混合物を洗浄ゾーン(5)で、CO2及びC2以上の炭化水素を優先的に溶解する液体から成り一方では大気圧で沸点40°C以上を有し他方では-30°Cで粘度0.1Pa.s未満を有する溶媒(6)と接触させ、前記接触において、十分な低温を用い、また、処理すべき気体混合物と溶媒とを、一方ではメタンから主として構成されCO2含量が2モル%以下の処理ガス(8)が産生し、他方では処理すべき気体混合物中に存在するC3以上の炭化水素の80モル%以上を含有するC2以上の炭化水素フラクションとCO2富化溶媒とから成る富溶媒(11)と呼ばれる液相が産生するような流量比で用い、富溶媒を少なくとも部分的に脱メタン処理(12,17)して、脱メタン富溶媒(27)と呼ばれるメタンに乏しい液相と、メタンに富む気相(22)とを産生させ、脱メタン富溶媒を更に処理(55)して、脱メタン富溶媒中に存在するCO2を含有する酸性ガス流(44)と、炭化水素留分(48)と呼ばれる炭化水素混合物と、洗浄ゾーン(5)に再循環される再生溶媒(34)とを産生する方法において、脱メタン富溶媒の処理が、メタン当量で示して対CO2比10モル%未満の炭化水素を含有する酸性ガス流と、処理すべき気体混合物中に存在するC3以上の炭化水素の80モル%以上を含有するC2以上の炭化水素の混合物から成る炭化水素留分とが得られるように行なわれ、前記脱メタン富溶媒の処理が以下の(a)、(b)、(c)、即ち、(a)脱メタン富溶媒を再生(33)して、脱メタン富溶媒(27)中に存在するC2以上の炭化水素とCO2とを含有する気体混合物(42)と再生溶媒(34)とを産生し、該気体混合物(42)を処理(47,49)して、CO2に富む酸性ガス流(44)と炭化水素留分(48)とを産生する処理、(b)予め冷却処理(40)した脱メタン富溶媒(27)と炭化水素系溶媒(57)とを抽出ゾーン(56)で接触させることによってC2以上の炭化水素を液体状で抽出して、脱メタン富溶媒中に存在するCO2の実質的に全量を含有し且つメタン当量で示して対CO2比10モル%未満の炭化水素を含有する精製溶媒(58)と、C2以上の炭化水素で富化された炭化水素系溶媒(59)とを産生し、次いで精製溶媒を再生(62)して再生溶媒(34)とCO2に富む酸性ガス流(44)とを産生し、富化炭化水素系溶媒(59)を蒸留(49)によって、炭化水素留分(48)を構成するC2以上の炭化水素フラクションと再生炭化水素系溶媒(50)とに精留し、再生炭化水素系溶媒(50)を冷却(61)後に抽出ゾーン(56)に再循環させる処理、及び、(c)脱メタン富溶媒を洗浄ゾーン(5)の有効温度よりも十分に低い温度に冷却して前記脱メタン富溶媒を分離(64,65)することによって2つのフラクション、即ち、脱メタン富溶媒中に存在するCO2の実質的に全量を含有し且つメタン当量で示して対CO2比10モル%未満の炭化水素を含有し精製溶媒を構成する下部液体フラクション(66)と、C2以上の炭化水素留分(48)を構成する上部液体フラクションとを産生し、精製溶媒(66)を再生(68)して再生溶媒(34)とCO2に富む酸性ガス流(44)とを産生する処理のいずれかから成ることを特徴とする方法。
IPC (2件):
C10G 5/04 ,  C10G 7/00
FI (2件):
C10G 5/04 ,  C10G 7/00

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